女性が占い好きなのはどうして?
今日は、雑談的な感じで「占い」について思ったことを書いていく回。先日、「どうして占い好きは女性のほうが多いのかな?」と考えた結果をポストしました。
大前提として、女性の方が「自分のしあわせは、回り次第」って思っているように思います。年代や、地域によっても違うでしょうが、少なくとも私の住む田舎では当てはまりそう。
職場の快適さは、上司、同僚、お客様次第。
家での快適さは、親、夫、子ども次第。
住まいそのものの快適さも、家を持っているのは夫なので夫次第。
人付き合いの快適さは、近所、学校、ママ友、親戚次第。
こんな風に感じてしまうと、自分の力では現実を変えられないと思い込みやすく、そのために何か「外部の力」を借りたくなるのは自然なこと。
自分の力で未来を変えられる感覚が、「自己効力感」というやつなのでしょう。
自己効力感が低いと、何かに頼りたくなります。
その時に「占い」はすぐ身近にあり、頼りやすく感じるのでしょうね。
実は私、占いや霊視を結構いろいろできます。
ギリギリ人を占ってもいい程度のレベルですが、西洋占星術、タロット、チャネリング(霊視)、四柱推命、オラクルカード、などを学んだのでできます。
そして、実際に人にやってみたこともあります。
結果、どうなったと思います?
「当たってます」って言われるんです。
おかしいんですよ当たるのは。
だって占いは全部、適当なんだから。
ひとつ、私が自動的に使っていたテクニックをご紹介しますね。それは「誰にでも当てはまることを言う」というトーク術です。
これ、その当時は自然にできていました。トーク術として学んだわけではなくて、占い界隈を学んでいるうちに、勝手にインストールされていたんです。
例えば、霊視をして伝えるときのセリフ。「飛んでいる天使が視えます。明るい方へ行こうとしていて、ある程度近づくのだけど、何か重い空気があるようで下に引き戻されたりしています。今は少し、地上に近いところでなんとか浮いています」みたいな感じ。
画像は、そのとき勝手に頭に浮かんだ画像です。(チャネリングでは頭に浮かんだもの=視えたものと言い、それをそのまま相手に言います。それって、つまり適当ってことですよね)
そして、「明るい方へ行きたいけれど、引き戻されることがある」なんてのは、誰にでも当てはまるでしょう。ちょっと考えたらわかります。だって両方の要素を言っているわけですから。
その、誰にでも当てはまる言い方、を自然にやっていました。身についてしまっていました。そしたら「当たってます」って言われるんです。
嘘だと思ったら、やってみてください。誰でもできます。
こんな、適当なものに、自分の未来をゆだねてもいいんですか?
っていう話なんです。
自分のことをなんにも知らない人に占ってもらうよりも、自分のことを一番知っている自分自身の方が、きっと良いアドバイスを自分にできるはずです。少なくとも、私はそう思いました。
自己効力感があんまりないと、不安になります。
私も、まさにそうです。
身体も心も弱っちいので、馬力はないしすぐ凹む。だから、生きているだけで不安がいっぱいです。
けれど、占いではその不安は解決しなかったのです。周りの現実は占いでは変わらないから。
小さなことでいいから、自分に変えられることを積み重ねていくしかない。
そう気づいて、毎日不安の中で生きることにしました。
そうしたら、占いが要らなくなりました。適当に出たタロットカードよりも、私の心の方が何倍も私に有益だったのです。
自分で自分にアドバイスする生き方、誰にでもできます。占いと一緒。
個人的にはこっちの方が好きですね。