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ジェンダーマリアージュ

手を繋ぐこと、ぎゅっと抱きしめること、
だいすきなひとと一緒にいること、家族になること。すごく、素敵なことだとおもう。
女の人同士、男の人同士だとしても同じ人間として愛することを否定する理由はどこにも見つからない。結婚ができると分かったときの表情や恋人をみる眼差しには相手を愛おしくおもう気持ちが溢れていて、心がじんわり温かくなった。

「世の中は変わっていかない」
そんなことはないのだと思った。
小さな芽から少しずつ大きくなる木のように、
小さなころからある建物が徐々に色あせていくように、世界は少しずつ変化している。時に速く、そして時に長い長い時間をかけて。このドキュメンタリーは5年間の軌跡である。
たくさんの勇気と想いが世界をうごかした。一人ひとりが精一杯その時できることを行っていた。正直な想いを言葉にのせて発し、行動にうつした。反対するひともいたけれど、確かに沢山の心が動いた。

わたしは周りの目を気にしながら自分にできることをしている。反対や否定をされたらきっと苦しくて逃げてしまう。それでも今はいい、わたしは本当に打たれ弱いから。でもいつか誰かを敵にまわしてまで護りたいものや届けたい想いがでてくるかもしれない。その時はこのドキュメンタリーのことを思い出そうと思う。ただ、今はいまのわたしにできることを精一杯にしたい。ひとりでも多くのひとがハッピーを持って生きていけるように。そして、誰かが何かを変えるために知らないところで頑張ってくれていることは忘れてはいけない。


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