ソライロ文庫

読書の記録や、日々のこと。毎週もくよう日の朝、書いたもの載せます。

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マガジン

  • 「コトバ」について

    コトバとか言語について考えることが好きだったり

  • 映画

    映画、たまにドラマ ネタバレしてるかもしれません

  • 日常のはなし

    何もないような日常の中に、何かを見つけるのは得意な方です。

  • 音楽

    だいすきな、おんがくの記録

  • 朝やけ空

    優しい光と心地よい風 なにかがはじまる、なにかをはじめたいような

最近の記事

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「またね」ってコトバ

「またね」が多い年末にその言葉を信じられなくなった 1週間前、一歩間違えていたら取り返しのつかない事故になっていたかもしれない怪我をした 数日後は「またね」をいった次の日に だいすきなおじいちゃんの温度をもう2度と感じられなくなった また会えるよねって言われても、素直に反応できていたかわからない 正直どこか頭の中で「またねなんてあるか分からん、」って思ってしまってた それでも私は、「バイバイ」とセットで「またね」を言いたいって 改めて思えた 「また会えるから」を期待し

    • お互いさまですね

      お仕事が大変な時期だった。 「たいへんだったね」と、それを知っている人が声をかけてくれる。 「そうですね、大変でした😹」と答える。 わたしも相手が大変だったことを知っている。 「でも〜さんも大変でしたよね」と言う。 ある時は、 「お互いさまですね」と伝えた。 なんだか心がスッとした。 "大変だった話"というのは尽きないものである。 お互いの大変さを勝負するように話した時があった。家にかえってから少しモヤモヤしていた。 その人の大変さは話そうとも目には見えないし、そ

      • ポケットの中のメモ

        電車、おじいさんの隣 カサカサと心地の良い音 横目にみると何か書かれた紙を広げるおじいさん 紙をしまうと窓から流れる景色をみていた。 中学生や高校生だったころ、 なんども同じ紙をくちゃくちゃになるまで折りたたんでは広げ、書き込んだり確認をした。 かたかった紙は役割を果たす頃にはもう柔らかくなっていた。 仕事を終えた紙はもうすててもいいのに、思い出が頭に浮かんでファイルの中にまた戻す。 使い慣れてしまったGoogle documentで送る資料。はやくて、便利そして節約。G

        • 25歳について。夏

          むしむしとした朝。7時なのにもう暑い。 今日は、ビッグイベントがある。 明日もある。気が抜けない。 そういえば去年はその時その時を楽しめていたことを思い出す。ことしは、次のことを考えて省エネで生活をしてしまっている。 「たのしい!!」ではあるけど、 「もう!たのしすぎるーー!!!!」って感じではないのだ。 100%楽しめないので思い出がぼやけている。 そして次の日のことを心配して時が無事すぎることを待っている。 去年の夏は思いっきり楽しんで、無いエネルギーを振り絞ってい

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        「またね」ってコトバ

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        記事

          ワンダーランド北朝鮮

          社会科の資料集、世界の文化が書かれてあるページが好きだった。世界の文化や風習を知ることはワクワクする。知らないセカイというのは旅をしなくても新鮮で興味深いものだ。 「北朝鮮=ミサイル」、私の中の北朝鮮に対する知識はかなりすくない。北朝鮮の文化や風習は知らない。 『ワンダーランド北朝鮮』を観た。 「おかしい。」という考えのまえに、「おもしろい。」が浮かぶ。 神様のように扱われる国のトップ。信じている人が生きていたらこんなにもしあわせなものなのか?競い合う相手が世界であれば

          ワンダーランド北朝鮮

          草間彌生♾INFINITY

          自分の感覚を信じ切るということは、 とても難しい。 ウレシイやカナシイ、モヤモヤを キャンバスに思いのまま書いたものは 紛れもなく自分の感覚からうまれたアートだと思う。 それを「素晴らしいね!芸術だね!」と褒めてくれる人はいるだろうか。もしくは自分で、「これを世の中に広めたい。」と思えるだろうか。 自分の感覚から生まれたものを褒めてくれる人がいたなら、それは幸せなことである。 草間さんは、褒めてくれるひとがいたどころか、 "女性"や"アジア人"という差別や偏見の中で、自分

          草間彌生♾INFINITY

          ハッピーに手をのばして

          星を眺めるのが好きだ。ぼーっと、輝く星をみていると、心が落ち着く。 そしてその時間、少し期待をして流れ星をさがす。 街灯がすくない私の家のちかくは、星がきれいにみえる。寝る前や、仕事おわりに車から降りて少し空を見あげる。幾つもの星が輝く日は、なかなか家に入ることができない。 「流れ星ってそんなにみえるの?」と、聞かれたことがある。 流れるかは分からない。でも、夜空をみあげる時にしか流れ星はみつけることはできない。見つかるか分からない四つ葉のクローバーを探すときと似ている

          ハッピーに手をのばして

          くるりのライブ

          LIVEに来るたびに、曲と思い出がより鮮明に心に刻まれていく気がする。 「なんの歌がいい?ひとりやと自由度高いねん。」 客席から色んな曲名が飛び交う。だいすきな曲を私も叫びたかった。 叫んだらきこえていたと思うけれど勇気が出なくて言葉に出せなかった。 「めっちゃいい歌するわ」 「…言葉はさんかくこころは四角」 誰も言っていなかったのに、気持ちが伝わったのだろうか。ありもしない事を考えてしまった。 ジェットコースターのレバーにしがみつくように、 一生懸命に音と時間にし

          くるりのライブ

          書けないを書く

          驚いた。書けない。 今週の月曜日、ふと思い立ってnoteの毎週更新を始めることにした。 はじめの投稿は何を書こうか。と、ワクワクと少しの緊張感を持って水曜の夜を迎えた。今、何か書いてしまおうかな。いや、朝に投稿するのだから夜に書いたら朝向きの文章ではないかもしれない。 …と、そんなこんなで木曜日の朝。 とりあえず起きた。ヨガでもしたら何か書くことが見つかるかもという期待を込めて、少し長めのヨガをしてみた。いつもより早く起きたので、空気が少しひんやりとしていて気持ちが良かっ

          書けないを書く

          毎週、書いてみます。

          何かを続けてみたくなりました。 それは、続けた先になにかがあるようなワクワク感や、いつもと変わらない日常に少しだけ決まりごとを増やしてみようという好奇心だったりします。 たぶん、ちょっと飽きたのだと思います。 わたしは、周りの人よりゆっくりなペースで進むひとです。だけどその分続けることは少しだけ得意だったりします。 だから、日々の中でいくつか続けていることはあるけどいつのまにか習慣になってしまって、 なにか新しい"きまりごと"に挑戦してみようかな。なんて時期がたまに訪

          毎週、書いてみます。

          プラスチックの海

          小学生のころ、夏になるとザリガニやお魚、カニをとりにいった。 大人になった私は思う。 「あの頃は良かった。」 子どもたちと私が昔遊んでいた川で魚取りをする。あの頃いたザリガニはもう居ない。お魚も少なくなっている。 この年月で何があったんだろう? 最近ちょうど疑問に思っていたことだった。 何があったんだろう? なんて、他人のことのように思っていた。 自分のせいである。 喉が渇いたら、ペットボトルのお茶を買う。 お腹が空いたら、コンビニでおやつを買う。 快適で便利な車

          プラスチックの海

          言語の異なる日本人

          おなじ日本人であっても、 持っている言葉がちがう。 身近なひとがつかう言葉、 本や映画などの文化から得る言葉、 たくさんの言葉から、好きな言葉を選びながら使っている人もいるし 身近な人がつかう言葉が大きな影響を与えているから、それを何気なく浸かっているひともいる。 "心無い言葉" って、何かよく分からなかった。 心のない言葉ってあるんだろうか? ってずっとおもっていた。 その人が持つ言葉のなかに 他人を傷つけてしまう言葉や、 色んなことを感じる人を泣かせてしまう言葉が

          言語の異なる日本人

          言葉を諦めたくない、。

          言葉が、大事だ。 たくさんの言葉に救われて、 たくさんの言葉に傷ついた。 伝えるのが、苦手だ。 相手のことを考えすぎて、 相手からみえる自分を見すぎて、 伝えたい言葉をたくさん心にしまってきた。 だから、 書くことが、好きだ。 あふれる想いを、時間をかけて言葉を選びながら伝えられる手紙。 日々感じることを、整理しながらじっくり向き合いながら書く文章。 他人を変えようとは思わないけど、 その人の言葉で傷つくひとがいる。 少しでも、考え方が変わってくれたらいい。 そ

          言葉を諦めたくない、。

          ルックバック

          誰の背中を、追いかけて いるんだろうか。 誰かに追いかけられるような、背中に なっているんだろうか。 きっと、それはひとりではないけれど まえに背中があることや 誰かにとっての”かっこいいひと”でありたいとおもう気持ちは 途轍もなく大きなことなんだと気付かされる。 #ルックバック

          はじめての哲学的思考

          最近「あぁこのひとは賢い人だ、、」 と、ふと安心する瞬間がある。 『はじめての哲学的思考』を読み進める内に、 わたしが最近思っていた"賢い人"というのは、"自分の頭で考えられる人"であることに気がついた。 たくさんの情報がある。たくさんのウワサがある。考えや方法がある。流れるように変わっていくそれらのなかで、自分のなかの答えを持っている人に出逢うと安心する。 『その問題をとことん考え、ちゃんと、"考え抜く"』ことに哲学の本質はあると著者は言う。 哲学は答えの出ないこと

          はじめての哲学的思考

          旅をする木

          『自然』と隣り合わせ もしくは 『死』と隣り合わせ ⁡ で、生きたことはない。 ⁡ お腹を満たすために、命をいただいている。 「いただきます」とも言うけれど 命を頂いているという実感はない。 ⁡ 頑張って生きている。 生きるためにがんばるのではなくて、 生きることが頑張ることになってしまっている。 ⁡ であいがない。 であいがないのではなくて、目の前にあるものいる人を知り、出会わなくても生きていけるようになったのかもしれない。 ⁡ 『生きる』ということが、簡単になってしまった