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生涯かけてやりたい仕事って何?

 突然ですが、生きているうちにどうしてもやりたい仕事ってありますか?

 以前、藤田美術館を設計した方のインタビューを読んで、そんなことを思いました。

僕が大成建設に入って3つやりたい建物があるうちの1つが藤田美術館さんだったのです。20数年前からずっと言い続けてきて、とうとう実現しました。

藤田美術館ホームページより https://fujita-museum.or.jp/topics/2020/11/20/1236/


「僕が大成建設に入って3つやりたい建物があるうちの1つが藤田美術館」
 
すごくかっこいいセリフ!
 20年以上おもい続け、言い続けて実現したとのことです。
 そして、それだけのことがあって、かなりの情熱をかけて藤田美術館を設計したことが、このインタビュー記事を読むとわかります。
(この記事はその時の情熱がわかるエピソード満載で、すごく面白くておすすめです!)

 私も、建築士になって「3つやりたい建物がある」、なんて言えたらカッコいいだろーなーて思ってしまいました。

 私が生涯かけてやりたい仕事ってなんでしょう? 胸に手をあててみます。
 
 1つは、やっぱり、恥ずかしながら、「小説を書く」ということでしょうか。仕事というか、趣味ですね。kindle本を1冊出して、ちょっと満足してしまった感はありますが。
 小説のテーマは、社会問題や、壮大な冒険小説を書く、というのとは違いますが、日常のちょっとモヤっとしたことをとっかかりにして、軽く問題提起し、希望が持てる話を書いていきたいです。
(そして最近は雑誌作り「nami通信」も趣味です)

 2つめにやりたいことは、建築の構造技術や歴史を勉強することです。
 構造技術や力学は、仕事でもあるけど、仕事でもあるのにまだまだ分からないことが多いです。ひょっとしたら、わかりそうでわからない本を読んでいる時が一番おもしろいのかもしれません。
 建築や地域の歴史の本を読むのも好きです。古くから残っている建物があれば、それを作った技術者などに思いをはせたりします。

 やりたい仕事というより、ただ単に好きなこと、趣味の羅列になってしまいました。

 建築士としてやりたい仕事をいえば、上記にも関連するのですが、歴史的建築物の保存や改修工事にかかわることです。何百年も受け継がれてきた建物に寄与できると考えると、ちょっとロマンを感じませんか?
 実は最近、そんなチャンスがやってきたのですが、事情により逃してしまいました。次のチャンスにむけて、技術や知識の勉強、営業努力を続けていきたいと思います。

 でも、考えてみると、特別な建物の設計でなくても、ひとつひとつの建物を誠実に設計して、お客さんに喜んでもらうことが、自分がやりたい仕事だなと思います。
 生涯かけてやりたい仕事を考えるつもりが、普通の仕事をしたいという結論になってしまいました。

 あなたは、生涯かけてやりたい仕事、生きているうちにやりたい仕事ってありますか?
 よかったら教えてくださいね。


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