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みんなの #けんちく本棚 最終回 たけうちさん特集!

 みなさまに投稿して頂いた #けんちく本棚  まとめも、いよいよ最終回!
『マイホームの文化史(仮)』執筆中であるという、たけうちさん特集です。

 4年前にnoteを初めて、初期の頃に出会ったのが、たけうちさんでした。
 私は学生の頃、構造は全くやっていなくて、都市計画や近代建築史のゼミにいました。と言っても、ほとんど大学に行かず、ダメダメ学生でしたが。
 卒論テーマは、大正~昭和初期の住宅文化博覧会を調べて、なんとかお情けで卒業させてもらいました。だから、今の住宅が、どのような歴史や背景を経て、このようなかたちになったのか?というのは昔から興味があるのです。
 たけうちさんの研究テーマは、自分の趣味にドンピシャで、毎回noteなどを楽しく拝読しています。

 そして、たけうちさんの本棚はどうなっているんだろうか?というのは、前から気になっていました。SNSにUPされている大量の資料や本・・・・きっと資料に押しつぶされそうになりながら、執筆しているのでは・・・と勝手に想像していましたが。

『マイホームの文化史』参考図書・関連図書

 そして、やっと拝見できた先生の本棚!
 建築だけでなく「サラリーマン」「家族」「地価」「ダイニングキッチン」などのキーワード。 『台所症候群』ってなんだろう? 怖いけど知りたいです。

 平積みの本にも「中流」「テレビ」「ファミコン」「国土」「広告」。庶民的な話題も多く、ここからどのような物語や住宅史へつながっていくんだろう?と思うと、わくわくします。
 この大量の資料をどのように読むのか、飲むように体に入れているのか? 5分に1冊くらいのペースで体得してしまうのか? そこもいつも気になるところです。

民俗学周辺

 とても興味のある分野です。今和次郎の本やスケッチは面白くて以前から愛読しています。宮本常一の本も、たけうちさんに教えてもらい、夢中になりました。
 民俗学の研究者は、書物もさることながら、フィールドワークがすごいですよね。全国歩き回り、細かいスケッチや記録を残しています。だから面白いのですね。
 たけうち図書館に通い、民俗学の本におぼれたくなりました。

絵本コーナー

 お子さんがいらっしゃるたけうちさん。絵本を選んだり読んだりするときも、視点が違います。
 絵本に関するたけうちさんのnote記事より、バーバパパの作者が建築家だということや、かこさとしが工学博士だということを知りました。
 絵本といっても、作者の住宅や都市に対する思いや、子供たちに伝えたいメッセージが、時代背景ともからみ、とても深いです。
 noteで紹介されていた かこさとし『ダムをつくったお父さんたち―国際協力でチラタ発電所ができるまで』は自分でも買ってしまいました。ダムのしくみや建設もわかるし、お父さんたちの努力も伝わる、感動ストーリーです。

一般向け住宅マニュアル・住宅雑誌あれこれ

 この辺りの雑誌、すごく面白いです!
 家づくりの雑誌を見ると、当時の庶民の欲望や、憧れの家族像などが、もろに現れてます。
 うちの実家にも、父がマイホームを建てる時に集めた間取りの本や、雑誌などがありました。1990年前後、ちょうどバブルのころでしょうか?「子供の頭がよくなる(子供が将来出世する)間取りとは?」なんて記事も載っています。
 そして、最近、実家で見つけたのは、ログハウスの雑誌です。ログハウスブームはバブルの後? 都会生活に疲れて、田舎でのんびりした生活を求める団塊世代の人の写真が載っています。
 今のアウトドアブームにも、ちょっと似ている部分があるなと思います。

 2023年6月5日から始めた #けんちく本棚  。第1回はとりあえず、これで終了とします。
 ありがたいことに、何名かの方から、楽しい、面白いとコメント頂きました。今回投稿されてない方からも、次回は参加したいという声も頂きました!
 私自身も、普段、自己完結して記事を書いている時と違い、この企画をきっかけに交流できた人もいて、すごく楽しかったです。
 今後も、第2回 #けんちく本棚  や、ほかのお題も企画したいと思います。
 協力して頂いた方、本当にありがとうございました!

他の#けんちく本棚はこちら↓




連絡が取れて承諾頂いた方のみ、noteに転載させて頂きました。
素敵な本棚写真ありがとうございました!
不快な点、事実と異なる点などありましたら、訂正・削除しますのでご連絡ください


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