知識不足の大人が多いという問題は次の世代を教育するだけでは解決できない
「FACTFULNESS」(ハンス・ロスリング 著)を読んだ。
記事タイトルの言葉は、 この本の中で 書かれていた 言葉だ。
私たちは毎日、ユニセフの支援を求めるCMで、 世界で 餓死しつつある子供たちの映像を見ている。
それは嘘ではないし、ユニセフは素晴らしい機関であることは事実だ。
しかし世界で餓死する子供の数がどんどん減っているということは 全く実感がわかない。
日本は少子化が著しく、 ついには岸田首相が 異次元の 子供対策などと言う ほどの危機的な状態だが 、テレビを見たり 街で歩いている人たちを見ても そこまで劇的な少子化状態には見えない。
本当の高齢者は 家や施設から滅多に出ないので ただ見えないだけ。
だから 世の中は若者で溢れかえっているようにしか見えない。
私たちは目で見たものを信じる 。
だから 実際がどうなのか 誤った理解をしてしまう 。
失われた30年 と言いながら日本はかなり豊かで平和で安全で 清潔、 それをきちんと維持している政治がある。
しかしテレビや新聞で 報道された政治を見れば 批判しかない。
確かに日本は問題が 山積みだ。
しかし批判すればそれが解決するわけではない 。
国会では 問題を解決するための議論をしてほしい 。
私たちはメディアからの情報で かなりの部分の知識を得る。
ここで記事タイトルに戻れば 、知識不足の大人が多ければ、 正しく問題を解決することができない 。
優先順位も つけることができない。
正しい情報を どうやって、どこから得ればいいのか、 次の世代にはまずそれから教えることが大切なのではないだろうか。
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