【ギター】一生モノのストラトキャスター3選
「もう新しいギターはいらない」
多くのギタリストが良いギターを買った時に口にする嘘です。筆者も過去に3回くらい言いました。
というわけで今回は手に入れたら「もう新しいギターはいらない」と口走ってしまいそうな"一生モノ"になり得る極上なストラトを3本ご紹介します。
他にも「ストラトキャスターが欲しい!」というテーマでぽつぽつと書いておりますので、よかったら暇つぶしに見てみてください!
★American Professional II Stratocaster (定価:¥ 275,000)
これまで紹介してきたストラトは、フェンダーブランドの中でも安価な部類に入るメキシコ製・日本製のシリーズでしたが、今回紹介するのは全てフェンダーの真価が問われる"MADE IN USA"のモデルとなります。
今回紹介した「American Professional II Stratocaster」は今のフェンダーが示すモダンスペックのスタンダードと言えるモデルだと思います。このモデルよりも価格が下回ればコストパフォーマンスを重視していると言えますし、上回る場合は付加価値による価格の上がり方かなと個人的には思ってます。
このモデルが「ラーメン」だとして、これより高いモデルは「味玉ラーメン(Ultra)」や「チャーシュー麺(Ultra Luxe)」みたいな感じです(?)。
美味しいラーメン屋に行けば普通のラーメンで充分とも思いますし、日によってはトッピング乗せちゃおうかなーどうしようかなーって悩みますよね。そんな感じです(??)。ラーメン食べたくなってきました。
ギターの話でしたね。
扱いやすそうな標準スペックながらも、「フロントピックアップを常時有効にするスイッチ」が搭載されているところが独特と言えます。幅広い音作りができそうです。
見た目的にはメイプル指板のMiami Blueが好きです!
★70th Anniversary American Vintage II 1954 Stratocaster(定価:¥ 396,000)
これは本当に買ってしまう可能性(恐れ)が高いギターです。筆者が探しているスペック通りでしかも限定品。ただ、とても安くないです。
"American Vintage II"シリーズはフェンダー最高峰のラインナップ(後述のカスタムショップを除く)。ヴィンテージとして注目を集める年代の復刻シリーズでとても人気があり、常に品薄のようです。
この限定品はストラトの70周年モデルという事で、ストラト誕生時の初期スペックが忠実に再現されています。こういった普及帯のラインナップで1ピースメイプルネック(ネックと指板が同じメイプル材で構成されている)まで再現されているのはすごいですね。
フェンダーUSAラインナップの中で唯一の"ラッカー塗装"(使うほど経年劣化で味が出る塗装)であるところもフラッグシップ感を強調しているようにも思えます。
秋まで残ってるかな……。
付加価値高めで繊細なギターなので、ガシガシ使うぞーというテンションになれなそうなのが気になるところ。
どちらかというとコレクターズアイテムとしての需要が高い一品かもしれません。
★Fender Custom Shop Artisan Series Koa Thinline Stratocaster (定価:¥ 1,100,000)
ぜひリンク先でギターの全貌をご覧ください。めちゃくちゃかっこいいです。
ついに私のnoteにも"カスタム・ショップ"のモデルが登場してしまいました。
"フェンダー・カスタム・ショップ"とは、選ばれし職人によるハンドメイドであったり、グレードが高い木材や珍しい木材が使われていたり、ギター本体に"使い込まれた風合い"を出すレリック加工(ジーンズでいうダメージ加工的なもの)が施されていたりと、大量生産の体制で製造されるレギュラーラインとは一線を画すプレミアムなギターを提供するブランド。
ゲームでいうところのラスボスが"フェンダーUSA"だとしたら、"フェンダー・カスタム・ショップ"は裏ボスのような存在です。一度全クリしてから挑む強敵ですね。
今回紹介した「アーチザン・シリーズ」は、カスタムショップの選ばれしビルダーが自身の理想・オリジナリティを追求して生み出す特異なモデルで、通常は使用しない木材を採り入れたり特殊な構造になっていたりと、他に類を見ないルックスとサウンド追い求めてごく少数のみ生産されるモデルです。レギュラーラインではなし得ない、カスタムショップならでは挑戦が魅力的な1本です。
それだけにお値段は別格です。
果たして弾き心地や音はどれほどのものでしょうか?ただ、ギターは実用性と同じくらいに"所有することによる満足感"も重要です。筆者だって、見た目やブランドに惹かれますから、実際。
好きでも無い実用的なギターを弾くよりも、「こんなにかっこいいギター弾いてる俺、最高・・・」って気分で弾けるほうがいい演奏になるに決まっています。
そう考えると信じられないような値段でもないですし、楽器全般で見渡したら、最高級品に迫るグレードの楽器が100万円強くらいだなんてむしろ安いとも言えます。安い!安すぎる!!!買・・・えるか??
ここまでの値段になってくると流石に"一生モノ"と言いたくなる気持ちもわかるでしょう?(こんな値段のギターは買ったことないけど)
一生に一度は行ったほうがいい善光寺。
一生に一度は持ったほうがいいカスタム・ショップ。
そういうことなんです。
ナ〆ナナメ
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