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[振り返り]文学フリマ大阪12に出店しました&購入した本

こんにちは、なめみそです。
2024年9月8日日曜日に開催された文学フリマ大阪12に出店しました。
今回はイベントの振り返りと、購入した本について書いていきます。


出店数と来場者数が前回を上回る

 文学フリマ公式によると、来場者数は4,899名 (うち出店者1,141名)で前回を上回り、過去最高だったそうです。
わたしも前回の大阪11に出店しましたが、確かに会場の大きさそのままに後ろとの幅がちょっと狭いかなと感じていて、運営がなんとか出店者を落とさないようにとレイアウトしたんだろうなあという頑張りが垣間見えました。会場はお客様が入り、徐々に通路が混み合ったりする時間もありました。
それだけ書き手と買い手が増えているということですね。はじめて文学フリマに来た友人も「こんなにも本を作りたい買いたいという人がたくさんいるんだね」と驚いていました。
 書き手と買い手がそれぞれ「文学フリマ」を広報することで新しい人々に情報が届いているんだと思います。片方だけでは広がらないもの。この関係性はとても素晴らしいなと感じます。

文フリ大阪2回目。売り上げやお客様の反応

 前回の大阪11が人生初の文学フリマ参加でした。
その時には2冊のZINEを持って参加しました。認知されていない新参者でしたので、正直5〜10冊ぐらい売れたら嬉しいなと思っていたのですが「アルパカ」1つで待ち構えている異質なブースはそれなりに皆さんの気を引けたのか持って行った分はすべて完売しました。
 2回目の参加となった今回、既刊の2冊のZINEはほぼ同じくらいの売り上げでした。文フリ東京での状況を読んで「これぐらいあれば」という冊数でほぼピタリという感じでした。3冊目のZINE「車中泊しながら北海道アルパカ旅」も東京とほぼ同じ冊数が旅立ちました。
 ピタリで嬉しいような悔しいような…。

 お客様の反応はというと、前回ブースに来てくださった方や文フリ香川の委託で購入した方、Xで繋がった方など前回と比べ「文フリ」でつながる方が多かったのが嬉しかったです。アルパカ好きさんも来てくださって、なぜだかとても心強い気持ちになりました。
 新刊というか準備号は我が家の黒猫の本で、猫が好きな方が手にとってくれた感じです。「うちの子に似てる」と写真を見せてくださって猫トークも捗りました。身近にいる動物がテーマだからこそ、アルパカとはまた違ったお客様との関わりを感じました。

次は12月の文フリ東京です。頑張れたら黒猫3匹との暮らしエッセイと「アルパカとわたしのことvol.02」が並びます。

ブースのこと

 毎回新刊を出すたびに、レイアウトのリハーサルを行います。
今回は、今年暑すぎるからTシャツを持って行ってみようと気軽な気持ちでいましたが、やっぱりTシャツは場所をとりますね。
アルパカTシャツを着ていると一発で「アルパカの人」とわかるので大変便利でした。
 ブース装飾で心掛けているのは「雑貨販売」より「本」を主役にするということと、文フリの雰囲気に合わせるようにして"やりすぎない"ということです。いつもよりちょっと足りないぐらいが文フリに溶け込めて良いと感じております。雑貨屋さんに見えていなかったらそれは成功なのです。

購入した本

 まだ読めていないので購入したきっかけを書いていこうと思います。

やきものクエスト(五月/はまぐりはおいしい)

https://x.com/yomudechan/status/1735670663975780507

こちらの本は陶器市にハマった作者が各地へ訪れた際のレポを書かれています。わたしもやきものが好きで、アルパカ旅のついでに産地を回るのが趣味になってきていて、今年は念願の益子の陶器市へ出かけたのですが他の方がどんなふうにやきものを楽しんでいるのかな?と気になって購入しました。
友人のこたまごさんがこちらの作者さんのファンとのことで一緒に買ってもらいましたがまだお金を払っていないことに気がつきました。

農キャラ研究(あおたな書房)

https://x.com/tana_ikk/status/1832264277987922357

文フリ大阪でどんな本を買おうかな〜とXのハッシュタグで検索していた際に見つけたとても気になる本でした。私の中の推し農キャラは三日日みかんちゃんなのですが、作者さんに「三日日みかんちゃんは有名過ぎて逆にだめですか?」と聞いたら「すべての農キャラを平等に愛している」という素敵な返答をもらいました。わたしの「日本のアルパカ箱推し」と同意の強い気持ちを感じました。
一緒に出店した友人2人も購入してにっこり。

しくじり見本帖〜16人の失敗談〜(京都くらしの編集室)

https://x.com/yumikita_pen/status/1831841636055420971

 こちらは文フリ東京に出店した際、目の前のブースが京都くらしの編集室さんでした。その時に買おうと思っていた本がこちらでした。
 エッセイのジャンルの中で私がちょっと苦手なのが「死」「なんか痛そう」「ガチで身体や心がつらい」「かわいそうなはなし」あたりなのですが「しくじり」というものも捉えようによっては「かわいそうなはなし」となるかなと思っていたのですが、文フリ東京でブースの中の人が「1番面白いZINE」と書かれたTシャツを着ていたので、明るく前向きなしくじりのようなので安心して人のしくじりを読めるな、と直感でそう感じました。

土岐美濃焼まつりぶらぶら記(アオミソウ/タワケタガリ)

https://x.com/sou_aomi/status/1832077699193729440

 先述の通りやきもの好きなので事前の文フリ予習の際に見つけて気になった本。たしかXではなく文学フリマのWEBカタログからだったはず。ブースでお話ししていると同じ岐阜県出身の方だと分かりました。土岐の陶器市はまだ行ったことがないのでこちらをみながら予習をしようと思います。また作者さんとはどこかで会えそうで嬉しいです。

ニュージーランド旅行記(ヤマコヤ)

https://x.com/yama_coya/status/1832231457353580611

 文フリ会場でお目当てのブースへ向かっている際、「ニュージーランドの地図、無料配布しています」と声を掛けてもらって足を止めて地図を見ると手書きとイラストが素敵な地図だったので色々と詳しく聞いてみることに。
ニュージーランドといえばわたしが写真1枚で一目惚れしたのはニュージーランドのアルパカなので、ペルーよりも行きたい海外はニュージーランドなのでした。いつか行きたいなというのも、つい普段から忘れてしまいそうなので(海外旅行をほとんどしないから)作者さんの熱量のある1冊を手元に置いておきたいなと思い購入。自然も美しいところなので、山歩き情報もあるのが嬉しいな。
一緒に出店されていたご友人のハルシさんのフリーペーパーもめっちゃ気になり、Xをフォローしました。庭の小屋で自立を目指しているそうなので応援します。
と、ここでハルシさんのXを見ていて自身の猫についての無料配布があることを事前にチェックしていたことを思い出しました。もらいそびれた〜。

今夜はここで栞を2(穂坂ゆずは)

https://x.com/Yuzuhabook/status/1832947891062894630

ゆずはさんは岐阜市で開催されたブックイベント「本の市」でお隣で出店していた方で、その時に購入した「素敵側の人間になりたい」はゆずはさんのなんていうかその人そのもの感が出ている言葉や内容が好きで、気になるお一人でした。今回の新刊は16人による本にまつわるエッセイ集なので、きっとゆずはさんがこの人に!と思った15人がここに集結しているのだろうからとても読むのか楽しみです。 フリーペーパーも人となりが分かっておすすめです。

好きこそものの(なるのあやね)

https://x.com/narunoayane/status/1832792996527706156

文フリ大阪の出店者チェックをXでしていた時に気になった本。
作者はイラストレーターで「創作のモチベーションに波がある」ことや「自分のスタイルとは」というならではの悩みをこの本で吐露しているとあり、わたしもデザインをしている端っこの人間として同じ気持ちを抱えているのでちょっと覗きたくなって手に取りました。
ブースでのご本人さんはめっちゃ柔らかな空気で素敵な人でした。

たろんぺというかたち/好きなものを好きなだけ(こたまご)

https://x.com/kotama_go/status/1830814201105072363

友人こたまごさんの本。(写真が裏表紙だった…ごめん…)たろんぺというかたちは文フリ東京の新作で、いつでも購入できるぜと油断して今回まで買えなかったのであわてて。在庫ももう少ないそうです。俳句をつくっている後藤さんとの合同本。
文フリ大阪新作の「好きなものを好きなだけ」はパソコンが壊れたこたまごさんに我が家で作業してもらって作っていた本。入稿後はしっかりパソコンからデータを消去していたので、ITリテラシーもしっかりしているこたまごさんです。
お互い前回の文学フリマ大阪が初めてでしたが、その時はZINE1冊だったこたまごさんはぐんぐん精力的に本を作って、私よりめっちゃ多くなっています。すごい勢いだ。

無料配布 GIKYOKU! お試し版(ASOBU KAPPAN)

https://x.com/AsobuKappan/status/1832297753055260682

ASOBU KAPPANさんは淡路島で活版印刷のプロダクトをつくっている方なのですが、選書もしていて同じ淡路島にある本屋coyomiにて「ASOBU選書」としてセレクトした本を並べています。その選書に私の「14泊15日車中泊しながら北海度アルパカ旅」にお声がかかり、comomiさんにて販売していただいているご縁があります。
 今回出店者ということで、ブースにご挨拶に来てくださいました。メールだけのやり取りだったので、下のお名前が「遊」で性別がわからなかったのですが男性の方と判明。夫の妹も「ゆう」なのでわたし勝手に女性だと思ってました…!実際に会える文フリありがとう。そして無料とは思えぬ戯曲のお試し本、ありがとうございます。戯曲に触れてみます。

無料配布 もじもじクラブのフリ〜なペ〜パ〜(もじもじクラブ)

https://x.com/mjmj_club/status/1830930555103494306

 友人のもじもじクラブよしなみさんと素敵な仲間3人によるサークル。偏愛について語ったフリーペーパーをもらいました。
よしなみさんはゲッターズ飯田さんに占いしてもらって29歳までに結婚するぞ!と決めたそうです。彼女の婚活を見守っていきたいです。noteに書いていくそうですよ〜。一緒に文フリ参加されていたお野菜レシピをつくるまりこさんにもお会いできました。とても素敵な人で、私のような人間が触れてはいけないそんな感じのする神々しさがありました。
 まりこさんのご友人の本も委託で販売していて作者さんごのみやこさんがなんとわたしのアルパカLINEスタンプを愛用してくれている人だったのです。これだからLINEスタンプは面白い。楽しいつながりでした。

無料配布 消去法で生きてきた。(ぽんつく)

https://x.com/pontsukudo/status/1830165081315017183

 文フリ会場でいただいた無料配布の折冊子。わたしもできるだけ自分に合わなさそうな選択肢を避けまくって生きているので共感できること多々あり。意外とそうやって生きていってもどこかで辻褄が合うんですよね。人生は面白い。

今後の予定

自身の振り返りよりも本との出会いを語る方がおおかったこのレポ。読んでくださりありがとうございました。

今後の予定は…
9/8    文学フリマ大阪12 [ZINE]
10/ 6   ZINE TONIC (岐阜県大垣市)[ZINE]
10/12-13 長野市茶臼山動物園秋の動物園まつり[雑貨]
10/26-27 いきもにあ(京都)[雑貨]
11/3   マーケット日和 (岐阜県各務原市)[ZINE]
11/16-17 デザインフェスタ(東京)[雑貨]
12/1   文学フリマ東京39[ZINE]
12/7-8   クリエーターズマーケット(名古屋)[雑貨]

どこかでみなさまに会えますように。


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