Vol.67 発達障害を持つ子供の保活について語る

息子を保育園に入れよう

そう思ったのは今年1月のことだった。

【理由】
●自分のメンタルが限界だったため。
●集団の中に入れることにより息子自身が成長するのではないか? と、ある方から勧められたため(専門用語で言うと「外部刺激」)。

【保育認定】
申し込めば下りる。
かかりつけの心療内科医から診断書を貰っていたからだ。それには「うつ病により週4〜5日の保育を必要とする」の文言が明記されている。保育園=就労というイメージが強いようだが、決してそれだけではない。

【結果】
結論から言うと、入園が決まるまでに半年かかった。市内約30箇所全ての園に断られ続けたからだ。理由は息子の障害である。特に摂食問題(給食を自力で食べることが出来ない、専門用語で言うと「全介助」)が大きかった。どの保育園も口を揃えて「保育士不足なんで〜全介助はちょっと〜」とモゴモゴ断ってきた。本当に保育士不足は深刻らしい。

【保育課とのバトル】
我が千葉県A市の保育課は無能の巣窟である。
これは同じく保活に苦しんだママ友から聞いてはいたが、想像を超える駄目っぷりだった。
〝私の保活の歴史=保育課とのバトルの歴史〟
と言っても過言ではない。特に私が〝保活をしよう〟と思い立ち、一番最初に電話した際、対応した女が悪かった。こいつのせいで私はうつ病を悪化させることになる。以下は馬鹿女との会話である。
●「えっ? 2歳児で? ご飯全介助? それは無理ですね。どうせどこも断れますよ(原文ママ)」と鼻で笑われる。
●「A市は公立が3園しかないですからね〜。どこも一杯です。私立に関しては市はタッチしてませんのでご自分で交渉して下さい。まぁどうせ無理だと思いますけどね(ププッ)」
●「加配? あ〜A市は財政難ですから。第二の夕張になり兼ねないくらいお金ないんです。だから加配なんてとても付けられません(ププッ)」
※加配(かはい)とは障害児にも平等な保育を受けさせるため特別にその子専用の人員を配置するという制度のことである。


これはごく一例である。
この後も数ヶ月に渡り保育課とバトルを繰り広げることになるが、この馬鹿女だけでなく他の保育課職員も全員同レベルのクズだった。〝障害児の力になる気は微塵もない〟という点で見事一致していた。要は面倒ごとを引き受けたくないのである。全員「自分の仕事を増やしたくない」という気持ちが透け見えていた。

ちなみに後から判明したのだが、この馬鹿女は元・子ども発達センターの副所長だった。よくこんなのが障害児療育やってたな(驚)。

しかしまぁ全ての自治体がこうとは限らない。
親身になってくれる保育課もあるだろう。
私は保育士の給料が2倍になり、保育士不足が解消され、障害児・健常児、全ての子供が平等な保育を受けられる日が来ることを切に願っている。


※今サラッと「うつ病」と書いたが驚かれている方も多いだろう。これについては次の記事で病んだ経緯を書くのでご一読頂きたい。



【猫ムスメより】
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