アルザス地方発祥のザワークラウト 簡単だけど難しい作り方を紹介
ここ3年、毎年ザワークラウト作りに挑戦しています。
作り方はいたって簡単。
キャベツを千切りにして、塩でもんで、瓶に詰め込んで、常温で放置。
以上!
ね、簡単でしょ?
そもそもザワークラウトって何?
ザワークラウトはアルザス地方発祥の料理です。アルザス地方は今でこそフランスですが、ドイツに接する国境沿いの地方です。ヨーロッパの長い歴史の中で、フランスとドイツは何度も戦争してきました。その度に、勝った国が敗けた国の領土を奪ってきて、アルザス地方はフランス領とドイツ領を行ったり来たりした地方です。ちなみに「ザワークラウト」はドイツ語で、フランス語では「シュークルート」と言います。今はフランス領でストラスブール(写真上)やコルマール(写真下)といった街があります。木組みの家がかわいらしいです。
ザワークラウトはキャベツの塩漬けです。塩漬けなんですが、まるで酢漬けのように酸味があります。よく太いソーセージや分厚いベーコンの付け合わせとしてでてきます。
ザワークラウトの作り方
作り方は上に書いた通りです。
キャベツを千切りにして、塩でもんで、瓶に詰め込んで、常温で放置。
塩もみするとキャベツから水分が出てきて、それに漬けておくと勝手に発酵してくれるんです。僕は瓶詰めするときに、ローレルの葉や赤唐辛子を一緒に入れてます。
ただ、常温で自然発酵させるので、腐らないようにするのが難しいところ。ちなみに去年はどこで失敗したのか、雑巾ぽい異臭がするようになってしまったので処分しました。
1. 新鮮な春キャベツを使う
2. 瓶は煮沸消毒し、手や包丁、まな板をよく洗う
3. 保存場所の温度は20度くらいが理想?感覚的になってしまうのですが、日中の温度が15度で一週間、20度を超えるようなら3日くらい発酵させます。キャベツからどんどん水分が出るので、瓶と蓋の隙間から溢れ出してくることもあります。こうなると楽しいです。うまく発酵してる証拠ですね。完成したら冷蔵庫で保存します。
もちろんそのまま食べてもいいですし、炒めたり、スープに入れてもいいですね!
朝ごはんがちょっと楽しくなりますよ!