年末年始雑感
昨年の大晦日は例年通り、夜ご飯に年越しそばを食べた。
しかも紅白歌合戦を流しながらという、何とも昭和っぽい過ごし方をしていた。
昨年の紅白には大好きな藤井風が出演していたので真面目に観ていたつもり。
風の前に登場したB'zが会場を大いに沸かせていたのでドキドキしていたら、ニューヨークからの中継。
かいつまんで説明すると、部屋の中で静かに歌い出し、そのまま歩いて外に出たと思ったら道々に見知った顔が続々と登場。最後は朝焼けのビルの屋上で横たわる(死ぬ)、というストーリーを魅せてくれました。
チーム風、素晴らしい。
そうして平和にテレビを観ていたら年が明け、さだまさしの声をBGMに姉と栗きんとん作り。
柔らかく茹でたサツマイモを濾し器で濾すのだがこれがけっこうな重労働。冷めないうちにパパッとやらないとダマになってしまうので手早く濾して、それを鍋で甘味を加えながら弱火で練る。
照りが出てきたら栗を混ぜ入れて完成。
うちでは好きなおせちしか作らないので基本、黒豆と栗きんとんとお煮染めだけ手作りだ。その中で私が手伝うのが、きんとん作りとお煮染めのニンジンの飾り切り。
今年は年明けにのんびりと飾り切りをしていた。延々と流れる孤独のグルメをBGMに。
お正月には欠かせないお雑煮。
我が家のお雑煮はベースが関東風のものなのだが、ひとつ決定的に違うところがある。
それはお肉が鶏肉ではなく、なぜか牛肉を入れるというところ。これは母がお嫁に来る前からそうだったらしいので先祖の誰がそうしだしたのかはわからない。
難波家の謎。
今まで色んな人にどんなお雑煮を食べているかを訊いてきたが、関東風に牛肉を入れるなんていうのはついぞ聞いたことがない。
変わったお雑煮を食べて育ったせいか、よそ様のお宅のお雑煮も気になってしまう。
個人的な憧れは丸餅のお雑煮。何だか可愛い。
中にあんこが入っている地方もあるらしくて、甘としょっぱの融合ぐあいも気になるところ。
お正月に訪ねるのは親族のお家だけだったので、他の土地のお雑煮は私の中で永遠の憧れとして光り輝いている。
ここまで年末年始の雑感を綴ってきましたが、私が一番伝えたいこと、
それは……
本年もこの難波ふみのnoteをどうぞよろしくお願いいたします、という気持ちです。