「30までにとうるさくて」の違和感
アベマで毎週更新されている
「30までにとうるさくて」
の女性エンパワメント系ドラマをさりげなーく毎週きっちり見ています。
女性の悩みや苦労を全部まとめて詰め込んだそんなドラマで、
結婚プレッシャー、
子供や妊娠、
恋愛、
仕事、
メンタルヘルスまで
なにもかも100%濃縮ジュースかのように
ぎゅっと詰まってて
普段だったらディスカッションさえ、されないキワキワの話題を取り上げていることは
日本社会をいい方向に変えていく素晴らしい第一歩だと思うし
そういう女性が抱える問題の認知があがったり、
多くの女性の共感を得られる
まあまあいい感じのドラマだと思うんですけど
今週でたエピソードのあるシーンに大きな違和感を抱きました。
代理店で働く女性
フリーランスの女性
自分の会社を持ってる女性
管理職とか非管理職の女性
色んな職業やシチュエーションでハッスルする女性が肯定的に描かれていたのですが
一人だけ批判されたキャラクターがいました。
社長と愛人活動をして、お金を貯めて人気レストランを作った脇役の登場人物が出てくるのですが
その状況に対してメインキャラクターたちが
「愛人活動は仕事になるのかねえ、よく愛人活動でためたお金で開業したよねー」
的なことをいうシーンがありました。
違和感祭り開催中!
たしかに、社会的にみると
「愛人」というステータスもよくないし
性的行為で金をもらうことも好ましくはないけど
愛人をして貰ったお金で
しっかり開業して独立してる姿はたくましいし、
「愛人」をしないといけないステータスから抜け出せた、自分のビジネスを立ち上げられた
かつ、人気なレストランに仕立てたって結構すごくないですか?
女性のいろんな悩みをとりあえずドラマだからこそ、
もっと色んな状況を理解してあげるべきだし、
女性が女性を貶すような、
女性対女性で対立させるような場面はあまり作らない方がいいんじゃないかなあ
って思いながら見ました。
そじょ脇役の背景は多分もっと複雑だし、
実際に今の日本とか世界の本当の女性の現状はどういったものなのか理解する必要があると思いました。
表面的に「流行ってる」問題だけとりあげるのではなく、もう少し深ぼった内容で構成して欲しかったなあ。
ちょっと残念に思ってしまいましたが、
またこの残念さもディスカッションポイントになるのでそれはそれでいいでしょう。