本当に朝活してどうする。
冬休み。
こたつにはいって、DSを付ける。
四天王をばしばし倒してお金を稼ぐ。
イーブイが好きなので進化先で手持ちをそろえる。
お年玉は何につかおうか。基本的にゲームの中で何を買うか、ということになる。あまり音楽には興味がないけれど、紅白はちゃんとみて、寝落ちするまでテレビを見ながら孵化作業をする。
というような、理想的な冬休みから数年後。
同じ大晦日に、朝5時に起きる。何をしなければならないわけではない。この夏から習慣になっている体重を量って手動でiPoneに入力することをする。基本的に体重は横ばいである。
和室と居間の雨戸を開ける。まだ外は暗く、車はうっすら凍っている。雪が降る地域ではないものの、タイヤ交換はしなければならない。
寒いのでコーヒーではなく白湯を飲む。
白湯というのは熱湯をがぶ飲みするのではなく、ちょっと冷ましてから飲むということらしい。
白湯がいい、といつからかどこからか、聞いた。
沸騰した瞬間に飲むという修行を行っていた。そうすると、しばらく味覚が無くなるというぐらいで、一体何がいいのかわからなかった。
世の中にはわからないことに満ちていて、だからこそ生きがいのようなものがあるんだな、とぼんやり思う。ぼんやりすぎか。
タスクシュートを並べる。
特に今日はすることが無い。
いつものルーティンを処理したあとどうしようか。
そういえば、昨日習慣家のポッドキャストを聞いていて、ふと15分RPGというワードを耳にした。
RPGを毎日15分だけ行うことがより楽しめるということらしい。
ゲームなんぞやはすべての細胞フル動員でクリアを目指すもの、だと思っていたけれど、最近ではSwitchのソフトはすべて積みゲー状態である。さらに僕は本を読む習慣というものがなかったので、基本的にシナリオやストーリーなんていうものは二の次三の次で、相手を倒すことや強い武器をゲットすることを主眼に置いていた。
RPGを味わうようにプレイしたことがないといっても過言では無い。
もちろん、ゲームだから好きなようにプレイすればいいし、Mother2とかは印象的な台詞とか展開というのは僕の心に刻まれている。
ただ他のゲームについてはそこまでちゃあんとプレイしたといえることは少ない。スマブラやぷよぷよ、スプラなど物語性を排除して楽しめるものばかり消費している。
そこで来年は15分RPGをやってみよう、と思いつつそのプランニングを行った。
本当に朝活をしてどうする、と思いつつ、仕事だろうが休みだろうが22時には寝て5時に起きている。
悪い気はしない日々を送っている。