【キッチン】吉本ばなな
吉本ばななさんのキッチンという作品を読みました。
言わずと知れた名作。友人から10年以上前に勧められて、昨年読みました。これはもったいぶりすぎました。
本を読むのは家ではなく、電車の中とか喫茶店とか外出先で読むことが多いのですが、この本は読みながら思わず泣いてしまうほどでした。
少し薄暗い感じのカフェではありましたが、泣ける本とは思っていなかったので驚きました。
えり子さんの最後の手紙は、何だか読んでいるこちらもエネルギーさえ必要だったと思います。
ボロボロ泣いていたわけではないけれど、目が涙で滲んでいくのを実感しながらあの文章を読みました。全体的にはサラッと読み進められていたのに、あの部分だけはゆっくり、大事に読まないといけない気がしたのを覚えています。
自分の人生や自分自身を好きって言える人はかっこいい。
多分私が惹かれる人は、みんなやり切ろうとしてる人たちなのです。
私はどちらかというと気は移ろいやすいし、飽き性。だから何かに賭けてやり切ろうとしている人たちを、羨ましさとか尊敬しているのだろうなと思います。
何かにエネルギーを注ぎ込んでいる人はかっこいい。
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