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野鳥観察記録_Ep.9 〜イスカ〜
懲りもせず動画を上げている。
今回はイスカだが、これも1ヶ月以上前に観察したものである。
良くも悪くも動画のストックがあるため、
今後も時差のある動画が続きそうだ。
さて、今回の主役であるイスカ。
クチバシが交差していて、松ぼっくりの種を取り出しやすくなっている。
針葉樹林で生活する彼らにとって有利に働く特性である。
この特性は納得できる。
生きていく上で食べ物の確保は最優先である。
食べ物確保のための生存戦略、あると思います。
では、他のイスカの特徴はどうだろう。
ぱっと見でこの鳥の特徴を考えると、赤色ではないだろうか。
基本的に色が鮮やかである方が異性にモテる。
特にジャングルに住む鳥は色とりどり、鮮やかである。
しかし、それはジャングルが鬱蒼としているから。
暗い中では鮮やかすぎるくらいがいいらしい。
一方、日本のような温帯では冬は木々の葉が落ちる。
つまりある程度見通せる状況ということになる。
そういう環境では鮮やかな色は外敵に発見されるリスクになる。
そこでポイントはイスカの生活圏、針葉樹林だろうか。
針葉樹、松は冬でもある程度緑が保たれる常緑樹だ。
だからイスカは鮮やかな赤色でも問題ないのだろう。
食料確保の点、子孫繁栄の点。
いずれも針葉樹林に生息することを上手くプラスにしている。
なんと賢明な鳥だろうか。
と、推測してみるのだった。