「アイスブレイク」でアイスがブレイクするテーマとしないテーマの違いを考えてみた
アイスブレイクとは…
その場の雰囲気を和ませ、緊張をほぐす役割を果たす雑談などのこと。
「堅く張り詰めた空気を氷にたとえて、氷を崩すように緊張をほぐす」ということから、アイスブレイクと呼ばれているのだそうです。
わたしはリモートワーク中心で働いているので、オンラインミーティングの冒頭にアイスブレイクを差し込まれることが増えました。
たとえば毎週の部定例。
その日の司会担当が出したお題に全員が答えるというアイスブレイクタイムがあるのですが…。
アイス、ブレイクしてない。
むしろ寒くなった。(よけいに固まった)
と感じることがあります。
その一方で、別のチームミーティングのアイスブレイクとして実施する「テーマトーク」(お題について各自がコメント)では、ほどよくその場の空気がほぐれて笑いもある。
アイスブレイクって、ただすればいいわけではないのかも。
だって明らかに、楽しいアイスブレイクとそうじゃないものがあるから…!
そんなことを考えていたタイミングで、今度は自分が司会を担当することになりました。
どうにか、少しでもその場がやわらかくなるようなアイスブレイクのお題はないものか…。
そのためにも、アイスがブレイクするテーマとしないテーマの違いは何か知りたいと思い、自分なりに考えてみました。
アイスがブレークしない、と感じたテーマ
わたしにとってはコメントが難しい(=言えることがない)ものが多いです。
たとえば…
・この夏休みに旅行に行ったところは?
→受験生がいるしどこにも(日帰りでも)行ってない…。
・最近買った高いものは?
→特にない……!
・「実は私、〇〇なんです」
→「実は…」と言えるような意外性のある面が、どう頑張ってもひねり出せませんでした。
一人っ子、B型、片付け好き、早起きなどなどすべて、すでに周りから「そうだよね」と思われていることばかりです。意外性のない人間、それがわたし。
そして、これらのお題に対してウンウン考えているうちに、アイスブレイクタイムは終わっています。
そして「実は私…のネタ、何も思いつかないです」と答えてアイスを固めてしまうはめに!
つらい…アイスブレイクがつらい。
わたし、アイスブレイクが苦手です!
アイスがブレークした、と感じたテーマ
その一方で、「おお~(その場が)ほぐれた~」とアイスブレイク効果を実感できるミーティングも。
わたしも何かしら必ず話すことができ、つらさを感じることもありません。
その違いを考えてみたところ、お題のハードルが低いこと、そして各自のエピソードトークができる質問だから、ということがわかってきました。
たとえば、
・最近食べたおいしかったもの
→「コンビニで買ったこのお菓子おいしかった」レベルで気軽にコメントでき、とてもハードルが低いテーマです。そして、他の人から「これおいしいよ!」とすすめてもらったものを食べてみる楽しみも。最近は「魚河岸あげ®」をすすめてもらいました。
わたしがおすすめしたのはこちら。
炊きたてのご飯に混ぜるだけで、本当にモチモチのおこわに…!
冷凍しておき、小腹がすいたときに食べています。
また、「おいしいものを最近あまり食べてない…年末に向けて食べたいですね」という人も案外いて盛り上がりました。
・落とし物の思い出
→落とし物の経験がない人はあまりいなそう。何かしら「〇〇を落として困った!」「落としたけど奇跡的にもどってきた!」などの話があります。
・健康、または不健康自慢
→大人がやると案外盛り上がった、このテーマ。「この前の健診で、健康年齢がマイナス10歳だった」などの健康自慢なら嫌味になりません。
また、不健康自慢も「コロナ禍にぎっくり腰に」とか、「パソコン作業をしすぎて頭痛がひどい」とか「乗り物酔いがひどくてタクシーワンメーターの距離でも酔える」「お腹が弱くて常に最寄りのトイレを把握している」など、本人は大変ではあるけど、笑いに変えられる内容ばかりで平和。
もしかしたら、そのアイスブレイクの空気感が「アメトーーク!」なのか、「1対1の対談」なのかの違いなのかも…と思いました。
アメトーーク!では、共通の話題で出演者全員が司会と一緒に盛り上がっています。
うまくいくアイスブレイクに必要なのは、きっとその「みんなで盛り上がれる」テーマ設定なのではないでしょうか。全員が楽しく聞けることが大切。
そして、対談タイプのアイスブレイクでは、「テーマに対してコメントした自分と司会の人との会話」にフォーカスされてしまい、他の参加者はそれを聞いている形になってしまいがちなような気がしました。
実際、「ああ、自分の順番が回ってくる~」という気持ちになるのはこのタイプのアイスブレイクでした。
ここまで考えてみたものの、みんなで楽しく盛り上がれるお題については、まだ考え中。
ミーティングの進行よりも、冒頭のアイスブレイクをどうするか、に悩み緊張しながら、あと1週間くらいは過ごすことになりそうです。