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気と胃と肝臓が合う人がいれば、老後は幸せ(だと思う)

離婚して10年以上が経ち、娘が自立する日がだんだん現実味を帯びてきたこのごろです。
まだまだ一緒にいると思って油断していましたが、もし大学入学時に一人暮らしをするなら、早ければあと2年くらいでその日がやってきます。

ひとり暮らしになるのだなあ…
と、今からしみじみしつつ、心の準備もしています。
正直とてもさみしいです…!

でも。

自分の中に、
「娘もひとり立ちするし、元夫も再婚しているし、そろそろ男性とのおつきあいを…(できるように努力をしてみよう)」
なんて気持ちはすっかりなくなっていることに気がつきました。(数年前までは、0.1%くらいはあったような気がします)

今は、
・ふっと時間ができたときにサクッと飲みに行ける人がほしい
・おいしいご飯を食べにいく人がほしい
・映画を一緒にみにいける人がほしい
・なんでもないやりとりを気軽にLINEなどでできる相手がほしい
・仕事に関係ない、とてもたわいもない話を延々とできる人がいるといいな

という気持ちが、わたしの中にはあります。

ただ、その相手が異性である必要はまったくなく、
「気と胃と肝臓(お酒)が合う人」であれば性別も年齢もなにも問わない!
と思っています。

ときどきご飯やお酒につきあってくれる年下、年上の女性たちにこの気持ちを話してみたところ、かなりの確率でみんな同意してくれました。

同じ職場の後輩(独身)
「その気持ち、わかります~。今まで、男性とつきあいたい、って思ってたのは、性欲に直結していただけで。それがなくなったらもう、異性といなければいけない理由なんてないんですよね。
気が合ったり、趣味が合ったりする人がいれば毎日楽しいです」

たしかに、さっきわたしが挙げた「こんな人がほしい」という人は、肉体的接触のない、
「ただ、一緒の時間を過ごすことが楽しい」
「この人といろいろなことを話したい」

相手。
いわゆる異性として「おつきあい」する相手である必要はありません。

一緒にご飯を頻繁に食べられる距離感のひと(男女問わず)がいると楽しいだろうなぁ、そういう人は欲しいなぁ…
最近はそう思っています。

そんな気持ちも話してみたところ、

ピラティスで知り合った年上の女性(既婚)
「もう、今から結婚なんて考えなくてもいいんじゃない? 私の友だちにも独身の女性が多いけど、みんな楽しく暮らしてるよ~。
旅行に行ったり、ご飯や飲みに行ったりするのは、同性同士の方が楽しかったりするし。よかったら今度(その女性たちを)紹介してあげる」

わぁい〜、ぜひお願いします!

もう、こういうつながりがいくつかあれば、日々楽しく生きていけるかも?
と思い始めています。

年齢を重ねてくると、もはや「デートっぽいことをして緊張感を楽しみたい」のではなく、異性でも同性でもいいので
「リラックスして、素の自分でいられる人と楽しい時間を過ごしたい」
になってきます。
そういう時間が心からご褒美だと思える今は、「この人と会いたい、話したい」と思ったら素直にお誘いしてみるようになりました。

そして、めでたくご飯の約束をとりつけたら、その日のために仕事や家事を頑張れます。
「会ったらこれを話そう」と思いながら、会うまでの時間も楽しい

会うのが楽しみな人がいるって、とてもしあわせなこと。
これからも、こんな風にこまめに会える人が何人かいたらいいな、と思っています。