個人的な感想文(生殖記 朝井リョウ)※ネタバレを含みます。
生殖記
※個人的な感想です。
※ネタバレを含みます。
読後直後の感想は、
スッキリしたような、煮えきらないような、そんな気持ちになった。
完全な救いではないのだけれど、ある種の救いがある内容だと思った。
尚成の発生から見守ってきた語り手からすると、ラストの尚成の展開は今までにないことで、語り手にとっては喜ばれることだったのだと思う。
世の中に殺されて生きてきた尚成にとって、イキイキと過ごせる対象が生まれたというのが。
他の登場人物は尚成と全く異なる存在ではなくて、と