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音楽を作って写真を撮る学生。 大学で文学、大学院で社会学、都市計画を専攻したのち、現在…

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音楽を作って写真を撮る学生。 大学で文学、大学院で社会学、都市計画を専攻したのち、現在は建築の勉強中。最近は専ら生活について考えています。

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考現学とは何か

今年の4月から立ち上げました「考現学勉強会」 先日1回目が無事終了し、今後はメンバーの方々と輪読や調査を進めていきます。メンバーの専攻は建築学、地理学、社会学と多岐にわたっており、学際的な学問である考現学に相応しい構成となったと感じております。 さて、第一回では今和次郎『考現学入門』から「考現学とは何か」「考現学総論」「「考現学」が破門のもと」「解説 正しい考現学」を読み、考現学とはどういったものかについてのレクチャーならびにディスカッションを行いました。今回はその中で説明

    • まとまらない言葉を生きる

      久しぶりにすごい本を読んだと思った。読み終えたときはすぐにSNSで紹介して、SNSをやっていない友人にも紹介したほどだった。 この本はその人の興味や関心、属性といったことに関わらず多くの人に読んでほしいと思える本である。この本がどのような構成になっているか、といったことを話してしまうとネタバレになってしまい読み終えた後の効果が薄れてしまうと思うので、構成のことを語るのを避けながら、可能な限りいかにすごい本なのか紹介しようと思う。 「まとまらない言葉」とは何か 本の題名にあ

      • 『コロナ禍と出会い直す』を読んで

        『コロナ禍と出会い直す』という本を読んだ。この本は人類学者の磯野真穂氏が2023年から朝日新聞デジタルで連載していた記事を元としておりコロナ禍で繰り広げられた「極端な対策」について振り返る(出会いなおす)内容となっている。 まず読み終えた感想として、コロナの初期対応について、当時のメディアや医療関係者の発言を冷静な視点で問い直していることは意義があり重要なことだと感じる。専門家や国がこうしろと言うから「ちょっとおかしいな」と思いながらも従ってしまうこと。もちろん当時は未知の感

        • 戦略的ご自愛のすすめ

          わたしはここ数年、自分の生活を見つめなおし「ご自愛」というライフスタイルを実践してきました。実はTwitterでもこっそりプロフィール欄に「チームご自愛」と書いています(メンバー募集中) 今回はご自愛ライフスタイルを広めるべく、チームご自愛のメンバーを増やすべく、記事を書くことにしました。 ご自愛とは?ご自愛を調べるとまず出てくるのは「ご自愛ください」という手紙等に使われるあいさつ言葉です。このことから基本的には相手に対して、相手を気遣う気持ちで「ご自身の心身を大事にされて

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        考現学とは何か

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        • それぞれのおうちエッセイ
          4本

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          時間をつくるワーク(『「人生が充実する」時間のつかい方』)

          人生を豊かにするには、といったことを考えながら生きていると、やはり自己啓発本とかそういったものに反応することが多くなってくる。(しかし自己啓発本はちょっとな…という偏見が多分にあるので、一応著者の経歴とかを確認してから手に取るようにしている。) 前々からこういった人生を豊かにする系の実用書は読んではいるのだが、人生が豊かになった試しがない。それもそのはずで、こういった本は読者にワークを促すのだが、そういったワークをせずに読んだだけで行動に移せていないからである。 ということで

          時間をつくるワーク(『「人生が充実する」時間のつかい方』)

          『考現学入門』②事例を読み解く

          主催している『考現学入門』勉強会も第四回が終わりました。 前回のブログでもご紹介した通り、まずは『考現学入門』で今和次郎が述べている「考現学とは何か」についてを参加者で共有し、現在は『考現学入門』に記されている事例を読み、辞書的な考現学の理解から一歩踏み込んだ考現学の「観察の姿勢」「生活へのまなざし」を読み解いています。 勉強会の議論の中でとても面白い「観察の姿勢」「生活へのまなざし」、考現学にかかわらない調査やデータに対する感覚を参加者と共有できたので一部ブログでもご紹介

          『考現学入門』②事例を読み解く

          2024年都知事選について思ったこと

          2024年の都知事選はとにかく話題になった選挙だった。 今回の選挙を私が一言で表すとしたら「有権者参加型選挙」である。 特に蓮舫氏陣営の「ひとり街宣」や、安野氏陣営の「ポスター貼り」は見ていてワクワクするものがあった。ひとりで街宣することは勇気のいることだと思うが、SNSを通じて、リアルの空間を通じて、仲間をつくり、ひとりひとりが政治を自分事と捉えて当事者意識をもって声を上げるまさに草の根の活動だったと思う。一方、安野氏陣営の「ポスター貼り」についてもポスターを貼る行為をゲー

          2024年都知事選について思ったこと

          生活史をやってみる

          昨年「ふらっと神保町」の代表の方から「神保町でも東京の生活史のようなプロジェクトがしたい!」というお話を伺い、「ぜひやりましょう!!」と二つ返事で引き受け、その後紆余曲折があり現在「神保町の生活史」プロジェクトに関わらせていただいている。私自身も神保町は思い入れのある街であったし、このようなプロジェクトに関わる機会をいただけたのはありがたいと思っている。 先日プロジェクトを本格始動する前に、まずは生活史について勉強しようということで行った「生活史」を学ぶ会に参加した。『東京

          生活史をやってみる

          英語が必要になるタイミングは忘れたころにやってくる

          英語、それは多くの人にとっては中学や高校のころの必修科目であり、いつ使うのか分からないのに大学受験のために何故か学んでいる…という存在だったと思う。かく言う私もそうで、大学受験以来全くと言ってよいほど英語に触れて来ずに過ごしてきた。もちろん留学も行っていない。 しかし、たとえ日本に生活していても英語が突然必要になるタイミングがやってくる。私にとってのそれは大学院入試であった。 当然大学院では英語で書かれた論文も読むのだから、少なくとも英語の読解能力は求められる。大学では日本語

          英語が必要になるタイミングは忘れたころにやってくる

          新NISAの埋め方について

          本年もよろしくお願いします。 2024年といえばまずは、新NISAではないでしょうか。 今まで投資をしてこなかった人も、とりあえずやってみようと開設しているという話をしばしば聞きます。(私の周りではまだあまり聞きませんが、テレビでは毎日のようにNISAの特集がやっていて目にしない日はないくらいです) やはり投資は先行者利益、特に新NISAは満額になっても売れば枠が次の年に復活するのですから尚更でしょう。年間360万円を埋めるのはかなり厳しいですし私もできませんが、今からN

          新NISAの埋め方について

          月報10月号(FP3級の所感)

          久しぶりの更新になってしまいました。 これには言い訳があって、次の月報ではFPについて語ろうと思っていたので、しっかり合格を確認してから書こうと思ったからでした。 (言い訳です、すみません) さて、9月にFP3級を受験して無事合格しました! ①なぜFPを受けたのか、②勉強法、③今後についてさくっと書いていきたいと思います。 ①なぜFPを受けたのか ⇨税金を取られるにしても、中身を理解して取られようと思ったから。  色々と人生を送っていく上で損したくなかったから。 ②勉強法

          月報10月号(FP3級の所感)

          今月の目標(8月)

          ・簿記をちゃんと勉強する ・FP3級の問題演習。  通勤中にアプリでアウトプットしような…! ・夏休み中に家を片付ける!! 最近生活をよりよくしたいという気持ちが強いので、 家の片づけをして身の回りの環境をよりよくしたいな~と思っています。 とりあえず上の3つはマストで、プラスアルファでよき8月、夏休みにできたらいいなと思います。 月末に良い報告ができますように、やるぞ~

          今月の目標(8月)

          月報(2023.7)

          〇FP3級申し込み完了 〇本を読んだ(4冊) ○ポケモンスリープをはじめた 〇落語を見に行った 〇花火大会に行った 〇写真のお仕事をもらった △椅子の試座に行った(家の片づけはできていない) △簿記の勉強は停滞中 ①FP 7月の宣言通り、FP3級の申し込みをして、勉強のほうもはじめました。 FPを勉強するきっかけとしては、やはり社会人になって給与明細を見たときに、内容が正しいかどうかとか、これがどういった税金なのかとかは知っておくべきなのでないかと思い。 「ふるさと納税」っ

          月報(2023.7)

          今月の目標(7月)

          ・簿記をちゃんと勉強する ・FP3級を申し込む(7/5~) ・家を片付けて素敵な椅子を迎え入れる こんばんは 2023年も上半期が過ぎ、今日から下半期ですね。 トライアルにはなりますが月に1回目標を決めて、 月末にどのくらい達成したか振り返りをしていこうと今日決めました。 私の2023年の目標として「アウトプットする」というのがあって、 このコロナ禍というのもあってインプット過多になっていたのを顧み、 自分がインプットしたことを何でもアウトプットしようと決めました。 (身

          今月の目標(7月)

          わたしの投資スタンスについて(高配当株の場合)

          投資をはじめて二年が経ち、ようやく自分なりの投資スタンスが定まってきたので備忘録的にまとめておきたい。 もちろん投資には答えはなく、個々人のリスク許容度によって様々な投資手法が検討される。詳しい説明は他書に譲るとして今回は私の現時点での投資スタンスを紹介したい。 私は現在「インデックス投資(積立)+高配当株投資(日本)」で投資している。 理由としてはいわゆる老後の貯蓄はインデックス投資に任せ、それに加えて高配当株投資でお小遣い程度に日頃から使えるお金も手に入れたいと考えている

          わたしの投資スタンスについて(高配当株の場合)

          特定口座⇒新NISAの検討

          2024年より新NISAの制度となり、現在株を特定口座にて運用している人は、そのまま特定口座で保持するか、一度売却して新NISAに移行するか悩んでいる方も多いと思う。 実際にどのようなスタンスで2024年を迎えるべきか、シミュレーションしてみることで検討していきたい。 一例として今回はヒューリックを採用する。 なお取得単価は1060円、現在値は1255円、(2023年6月16日現在)とし、持っている株数は1単元(100株)とする。 (ⅰ)配当を考える場合 計算しやすいように

          特定口座⇒新NISAの検討