「麒麟がくる」が終わった
一年半ぶりに記事投稿などしてみるわけですが。
大河ドラマ「麒麟がくる」が終わりました。コロナ禍による中断などもあったにもかかわらず、素晴らしい作品を届けてくださったことにまずは感謝。
ということで、余韻に浸りつつ感想を。
①あと4話あれば…の妄想
オリンピック対応のため44話で終わった本作。本来なら少なくともあと4話はあったはず。それだけの尺があれば何ができたかを妄想してみる。
・山崎の戦いを描けたはず
→まぁスルー演出もそれはそれでよかったのですが。
・光秀の後半の活躍をもっと丁寧に描けたはず
→有岡城・丹波攻め・甲州討伐・長宗我部を巡るあれこれに詳しく触れられれば、光秀の心情変化もじわじわ描けたのではないかなぁと。
・脇役にもっとスポット当てられたかも
→松永久秀はよかったけど、謀反に至るまでのテンポがよすぎたなぁ。赤井直正出なかったなぁ。斎藤龍興もワンチャンあったかなぁ、などなど…
山崎が描かれなかったからまぁ別によいのですが、細川藤孝ももっと深掘りできたと思うんですよねー。兄との別離も伏線だったはず…
あと土岐頼芸再登場、密かに期待してました。ナレ死やひっそり退場、本作は特に多かった気がします。光秀母もでしたね。
話数が少なかったのが大きいけれど、「西郷どん」のときも思ったのがペース配分。前半の青春編?に時間割きすぎでは?とどうしても思ってしまうのでした。
②個人的によかった配役ベスト5
第1位 正親町天皇
第2位 斎藤道三
第3位 織田信長
第4位 帰蝶
第5位 松永久秀
思いの外、といっては申し訳ないのですが信長夫妻がとてもよかったです。信長は狂気の塊なんだけど、なんだか共感できる部分もあり。帰蝶は落ち着いた、でも鋭い演技が凄くハマってました。
逆に、なんかしっくりこなかった配役も挙げてみる(個人の感想です)
・柴田勝家…イケメン過ぎ
・摂津晴門…お芝居やり過ぎ
・朝倉義景…バカ殿過ぎ
過ぎたるは及ばざるが如し。朝倉さんはそれなりに見所あったのですが、あの髭がなんとも…
③「オリキャラ問題」について
出しゃばりだったり、時間を割きすぎることで叩かれがちな、でも大河ではもはや欠かせない存在かもしれないオリジナルキャラ。
今回は駒、東庵先生、太夫、菊丸が四大オリキャラでしたかね。私は特に気にならなかったのですが、東庵先生は曲直瀬道三でもよかったような気はしないでもない(けど敢えてそうしなかったみたいですね)
過去のオリキャラでいちばん強烈だったのは、やっぱり加納随天@「信長 KING OF ZIPANGU」かなぁ…そういえば、染谷信長は緒方信長と同系統の丸顔信長でしたね。
…ということで、帰りの電車で一気に書き終えた(打ち終えた)大河ドラマ振り返り。満足度の高いよい作品でした。改めましてありがとうございました!
最後に、ここまでまったく触れてないけど長谷川博己さんとてもよかったです。特に43話あたりからの鬼気迫る演技が圧巻でした。私は光秀が天海になった説を(本作では)とりたいと思いますー