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「ありがとう」の魔法ふたたび
12月に入って一気に気温が下がり、晴れている日も曇りの日も、1年で最も季節の移ろいを感じる。
冬の訪れ。
昔から、12月に突入した瞬間に体調を崩す人が続出する。
空気が変わるのだ。12月は。
私の職場では、この12月が始まった途端にコロナでバッタバッタと倒れる職員が続出。
たった1日で4名倒れ。
さらに他部署含め本日で計16名の陽性者が出た。
…この1週間以内の感染力。今だ衰えることを知らないCOVIDー19。
先週の土曜日、出勤した瞬間に前日に部署で3名陽性者が出てえらい大騒ぎになったと聞かされた。
担当表は白紙、シフト変更も多数。
元々予定していた仕事の日程も変更せざるを得なくなった。
本来ならこの土曜日は事務所勤務なはずだったけれど、窓口担当になってしまった。
でも仕方ない。
体調不良、こと感染症だもの。お互い様よね。
でもでもやっぱり納得できない気持ちは否定できない。
何でこの繁忙期にクラスター発生するんだ…
そんな負の感情に飲み込まれそうになったその瞬間!
思い出そう「ありがとうの魔法」を!
しんどいのは皆おなじ。
だからこそ、小さなことにも「ありがとう」を伝えよう。
ちょっとしたことでも手伝ってくれて、ありがとう。
わざわざ書類持ってきてくれて、ありがとう。
同じことを何度もフォローしてもらったら、その度にありがとうを忘れないで
伝える。
何度だって言って良い。しつこいなんて言われない言葉だから。
迷惑だとも思われない。それがありがとうの思考。
ありがとうと言える環境に居られることに、ありがとう。
そう思えたら幸せ。
おかげでメンバーがいつもの半分以下でも一日乗り越えられた。
複雑な案件が一件もなかった。
素敵な人生観を持つおじいちゃんとお話できる機会に恵まれた。
普段雑談をしない先輩が自ら声をかけてくれて、お話できた。
皆で笑顔で「大変だったね〜疲れたけどがんばれたね」と労い合えた。
そして何といっても、ありがとうでパワハラ上司と分離できる。
相手にそんな心の余裕はない。
些細なことで「ありがとうございます」を連呼したら、戸惑う上司がそこに。
私とこのパワハラ上司は引き合わない。
だって、私はありがとうの力を知っているけれど、相手はまったく知らないから。
この人も、いつか私の前から姿を消すでしょう。
こうしてしんどいとき、忙しいとき、優しくすることが難しいとき、心の中に負の感情が芽生えたとき。
そんなときこそ「ありがとう」を言葉にしよう。
「ありがとう」は癒しの魔法。
「ありがとう」は浄化の魔法。
「ありがとう」は分離の魔法。
「ありがとう」を言える瞬間を探し、実践すれば、
心にも、目の前の状況にも、陽が当たる。
春の日差しのようにポカポカしてくる。
そしたらまたがんばれるし、人に優しくできるし、マイナス感情をプラスに転換することだってできる。
幸せを実感できる。
ここまで読んでくれて、ありがとう。