妊娠4ヶ月の身体の変化と過ごし方
妊娠4ヶ月になると妊娠した実感が少しずつわいてきて、お腹の赤ちゃんをより愛おしく感じられる時期。
流産のリスクも減り、安定期に入るのももうすぐです。
「妊娠4ヶ月は体にどんな変化があるのだろう」
「赤ちゃんはどのくらいの大きさなの？」
など、わからないこともたくさんあるでしょう。
妊娠4ヶ月を安心して過ごすために、ママの体にはどのような変化があるのか、赤ちゃんの様子や気を付けることなどと併せてご紹介します。
1.妊娠4ヶ月ママの体の特徴と変化
妊娠4ヶ月は妊娠12週～15週のことをいい、まだ妊娠初期の段階です。
妊娠13週をすぎると流産のリスクも減り、これまでより活動量も増えますね。
子宮は赤ちゃんの頭くらいまで大きくなるため、お腹がふっくらしてきたと感じる人もいるでしょう。
といってもまだ服を着ているとわかりにくく、周りから妊婦さんだと気づかれるようになるのはもう少し先です。
ママの体の変化というと、
・つわりが治まってくる
・基礎体温が下がる
などが挙げられます。
また
・便秘
・トイレが近くなる
・毛深くなる
・乳首の黒ずみ
などが気になり始める人もいます。
2.赤ちゃんの変化
妊娠4ヶ月の赤ちゃんにはどのような変化があるのでしょう。
ここでは妊娠4ヶ月の赤ちゃんの様子についてご紹介します。
妊娠4ヶ月の胎児の大きさ
妊娠4ヶ月になると、ようやくさまざまな部位が作られ始めます。
・髪の毛
・爪
・背骨
・関節
などが形成され、これまでは頭が大きかったのですが、体も頭と同じくらいのサイズになります。
【胎児の大きさ】
・身長：10㎝ほど
・体重：50gほど
・キウイくらいの重さ
腎臓ができ、尿を作り始めるのもこのころからです。
妊娠4ヶ月の赤ちゃんの様子
妊娠4ヶ月の赤ちゃんは、頭・体・手足の区別はあるもののまだうまく動かすことはできません。
妊娠4ヶ月も中ごろになると、手足を動かす様子が超音波検査で見られるようになりますよ。
後半には赤ちゃんの顔つきもしっかりしてきて、手足をより活発に動かすようになり、呼吸の練習も始まります。
とはいえまだまだ小さく、胎動として感じられるのはもう少しあとになりそうです。
3.妊娠4ヶ月にした方がいいこと
妊娠4ヶ月はようやくつわりも終わり、活動的になれる時期でもあります。
ここでは妊娠4ヶ月にやっておくと良いことをご紹介します。
妊娠線ケアのスタート
妊娠4ヶ月はまだお腹も小さいため、
「妊娠線のケアはもう少し先で良いかな」
と油断しがち。
妊娠線のケアは、早いうちからやっておくのがおすすめなんです。
妊娠線を予防するには、保水力と柔軟性が大きなカギ！
早期にケアを始めると、肌が乾燥しにくく柔らかく保てるようになり、結果妊娠線ができにくくなるというわけです。
妊娠線予防のクリームを用意しておきましょう。
マタニティ用の下着の準備
お腹が少しずつ膨らみ始める妊娠4ヶ月。
そろそろ今まで着ていた下着が窮屈になってくるころです。
サイズアップをする前に、マタニティ用の下着を用意しておきましょう。
3～4セットあると安心です。
お腹も大きくなりますが、バストもびっくりするくらい大きくなります。
授乳用のブラを用意しておくと、産後まで長く使えるのでおすすめですよ。
4.妊娠4ヶ月に注意すること
妊娠4ヶ月のママは、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。
まだまだ油断できない時期を安心して過ごすために、ここでは妊娠4ヶ月に気を付けたほうがいいことをご紹介します。
体重の急激な増加
妊娠4ヶ月はまだ子宮や赤ちゃんのサイズは小さく、体重の増加はまだまだ先と思っていませんか？
しかしここで油断していると、あっという間に体重が増加してしまいます。
その理由としては、つわりが治まり食事がおいしく感じること。
食事がおいしいとつい食べすぎてしまいますが、急激な体重増加はママの体に大きな負担となってしまいます。
食べたら軽く体を動かし、食事と運動のバランスがとれていると安心です。
栄養バランスの良い食事
赤ちゃんの健やかな成長には、ママが摂る食事が大きく関わっています。
つわりで食べられないときは食べられるものだけを食べていても問題ありませんが、つわりが落ち着いたら栄養バランスにもこだわりたいところ。
とくに
・鉄
・カルシウム
・たんぱく質
・葉酸
は積極的に摂るようにしましょう。
5.まとめ
妊娠4ヶ月はつわりも落ち着き始め、体にも心にも余裕が生まれる時期です。
お腹はまだまだ小さいですが、お腹のなかでは赤ちゃんが順調にぐんぐん成長しています。
安定期に入るまではもう少し時間があるので、決して無理はせず穏やかに過ごしてくださいね。
妊娠線ケアや下着の準備などを少しずつ始め、これからのマタニティライフに備えましょう。
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