Nali -なり

割と静も好むゆるいダンサー。基本的に、三ツ星スラムという読書サークル内での発見や諸々の文章を投稿。

Nali -なり

割と静も好むゆるいダンサー。基本的に、三ツ星スラムという読書サークル内での発見や諸々の文章を投稿。

最近の記事

現代の虚無と分裂と、あいだとつながり

物量的、物質的に豊富で、あらゆるものにアクセスしやすい便利な現代。 そんな、一見恵まれて生きやすそうな環境に置かれているはずの現代人は、なぜか多幸感どころかよくわからない虚無感を抱きがちな気がする。 このよくわからない虚無感の正体は「つながり不足」なのではないか。これが最近の、2022年のなかでいちばん大きかったわたしの発見だ。 「もの」と「やること」がつながっていない不自然な現代かつては人間は自分の欲求を満たすためには自ら動くことが当然だった。 そのものがある場所まで自分

    • ラジオ体操バー@エデン難波の告知

      どうも皆さま、 ここ5年ぐらいは腰痛と無縁で踊ってる自称健康大魔王アラフォーのなりです。 来たる、2022年8月21日(日) 11:00〜13:00エデン難波にて 「ラジオ体操バー」を主催します! (その後はそのまま、ただねかやくさん主催「プロ奢ラレヤーのうわさ話をするバー」に移行します!) 上記、健康を求めてる人が多い謎の読書サークル(以下スラム)内で、 突如朝のラジオ体操ムーブメントが沸いてから1年半ほど経ちますが、 現在も粛々と朝のラジオ体操を続けておりますわたくし

      • 「なんもできん」一日の中での「蕩尽」の発見

        起床したときから 「あーだるい」 「今日はもーなんもできる気がせん」 「自分の身の回りの全てがグダグダ」 と確信し、丸一日ダラダラ過ごし、いわゆる「クソみてえな一日」を過ごすことは、誰にでも経験があるのではないだろうか。 とある「なんもできん」だるい一日の中で、少し蕩尽(とうじん)について繋がりを感じた発見について書いていく。 蕩尽(とうじん)について某読書サークルではバタイユの著書『呪われた部分』を読んで(いる人もいて)、その中のワード「蕩尽(とうじん)」について語られ

        • プロ奢ラレヤーのうわさ話をするバー@エデン難波の告知

          皆さまどうも、こんにちは。 本日は、来たる今週土曜日に大阪、エデン難波にて開催されます『プロ奢ラレヤーのうわさ話をするバー』のお知らせです。 今回はわたくし、スラム(ぷろおごのオンラインサロン)古参民なりが一日バーテンを務めさせていただきます。 店長、ナンノさんには当日きっとめちゃくちゃ助けてもらいます!w 日時: 2022年2月26日(土) 15:00〜21:00 場所: エデン難波 大阪市西心斎橋2-4-8 大㐂(ダイキ)ビル5階 ※チャージ¥500〜 ノンアル

          祖父の死からみつけた「当たり前」の喪失と幸福

          あなたにとって当たり前に出来ることは何だろうか。 呼吸、直立、歩行、飲食、発声、まばたき…生活上な基本的な動作や生命維持活動を挙げ出したらキリがないと思う人もいるかもしれない。 この文章の中でわたしが言いたいのは、今あなたが当たり前に出来ていると思っていることは、将来出来なくなる、というそれこそ至極当たり前のことと、その当たり前を失うという絶望を幸福に変えることができるだろう、という発見(気づき)についてである。 祖父の死と「当たり前」の呼吸と身体先月中旬頃、わたしの母方

          祖父の死からみつけた「当たり前」の喪失と幸福

          国語ゼミとわたし

          三つ星スラム内において2ヶ月にわたって「大人のための国語ゼミ」を読み進めてきて、スラム民の中には「国語ゼミ案件」と呼ばれるような、日本語正しく使うこと大事だなぁと思うことに遭遇することがあったと思う。 わたしは毎週木曜zoomをなんとなく聴いて参加していただけなのだが、最近わたしにもそんな案件が回ってきた。 わたしが住んでいるマンションの管理組合運営に関するアンケートである。 アンケート実施の背景築40年越えの弊マンションでは、長年管理費用を抑えるために様々な活動や運営

          国語ゼミとわたし

          プロ奢スラムのうわさ話をする喫茶@エデン難波 vol.7 の感想

          3月から始まった、月一でただねかやくさん(だるまの人)がイベントバー・エデン難波にて開いてくれてるバー(今回は緊急事態宣言の関係で「喫茶」です)も今回で7回目!わたしはちゃっかりしっかり毎回参加しちゃってます。 ご本人は自分自身が楽しんでるだけと仰ってますが、毎回美味しく楽しい時間になっていて高いホスピタリティにすげーし楽しー!って思って毎回参加してます。 恒例になった味覚遊び(食べ比べ)は、今回はりんごと醤油でしたー 個人的に品種が登録された年が自分の生まれ年と近かっ

          プロ奢スラムのうわさ話をする喫茶@エデン難波 vol.7 の感想

          100日連続7時前に朝に体操をしてみた

          今年の3月中旬ごろからスラム内で始まったラジオ体操ラジオという毎朝の定期zoomがある。 朝6:25から始まるNHKの「テレビ体操」をして(番組内では朝のかたい身体をほぐす簡単な体操の後、ラジオ体操第1か第2をやる。木曜は両方している)、その後番組内でやらなかったラジオ体操第1か第2をし、最後に自衛隊体操をするのが基本のルーティーン。 こんな感じで毎日やりました(ラジオ体操寝坊するときもあったけど、レンジャー(自衛隊体操)には間に合うわたし) わたしは3/27から参加し

          100日連続7時前に朝に体操をしてみた

          人間から女神になった女性(可愛い最強説?)の話

          わたしが紹介する推し神は、人間から女神になれてしまったプシュケという女性。 プシュケということば自体は英語表記にするとpsycheで、精神、心、魂の意味合いを持つ。 プシュケのお話プシュケは3人の美人王女のうちの末っ子。 3人の中でもとりわけ美しく、その美しさは神様界隈でも有名となり、美の女神ヴィーナスは「人間ごときが私の美しさに勝るなんて許せない!」と嫉妬大爆発。 ヴィーナスは自分の息子であり、愛の神キューピッドに、プシュケが超絶ブ男に恋に落ちるよう矢を射ることを命

          人間から女神になった女性(可愛い最強説?)の話

          五人組チャレンジ初月を終えて

          先月2月は某健康志向オンラインサロン[以下スラム]にて、江戸時代にあった五人組制度と『小さな習慣』という本の内容を抜粋して、各個人が30秒以内にできる超絶に簡単な行為を毎日くり返して習慣をつくる健康ポイント集めのような遊びを5人組のグループをつくってやろうというマンスリーイベント[以下五人組]に参加した。 5人はランダムに選ばれたメンバーで、各々が自分の決めた30秒以内にできる行為をしたら毎日「やった」と報告する。気が向いたら他のメンバーの報告に「やってえらい」と言ってみた

          五人組チャレンジ初月を終えて

          わたしの2020年

          今年2020年は、初めて入ったオンラインサロンであるプロ奢サロンを通して、自分自身について新しい気付きの多い1年だった。 きっかけは心身爆裂不健康Twitterのプロ奢ラレヤーアカウントは数年前からフォローしていたが、マガジンの購読とサロンに入り始めたのは6月末か7月。ちょうどその頃、突然謎に心身共に健康が脅かされていた。気にはなっていたけど素通りしていた「インターネット脳汁エンタメ」に、不健康全盛期の勢いに任せて足を踏み入れたのが始まりだった。言わばこの心身ぶっ壊れイベン

          わたしの2020年

          呪い研レポート【呪いとわたし】「頑張る」呪い

          前回に現代社会の呪いについてのレポートを、課題図書であるレヴィ=ストロースの『野生の思考』の感想も踏まえて書いてみたが、今回は思いのほか根深い自分の中の呪いについて書いてみる。 勝手に頑張ってしまう子どもの頃、何かしらイベント事に参加すれば褒めてもらえることがある。成果が出れば「すごいね」、出なくても「頑張ったね」と。(自分は「頑張ったね」を「褒め言葉」として捉える子どもだったのだなあと今ふと思ったりする) この「頑張ったね」の一言は意外と一生重く付き纏ってくるのではないだ

          呪い研レポート【呪いとわたし】「頑張る」呪い

          呪い研レポート提出【私と呪い】「私たち」という呪いと解呪のための思考

          サロンに参加を始めて2回目のレポート提出となる。今回のテーマは現代における「呪い」 ここでの「呪い」の定義は、 「こうあるべき」「こうしなければならない」という固定観念や思い込みに自分の思考や行動が無意識のうちに支配されている状態 とする。 レヴィ=ストロースの『野生の思考』という、学生時代でも読んでなさそうな学問古典をどうにかこうにか読み進め、自分の身辺のことに置き換えながら辿り着いたのは、複数名により構成されるコミュニティ(以下「私たち」)の中で当然とされるルール

          呪い研レポート提出【私と呪い】「私たち」という呪いと解呪のための思考

          実は高校生活から無意識に身についていたライフハックに気付いた話

          7月から購読し始めたプロ奢のnoteから紐付き、サロンに参加していて色んな気づきがあるなあと最近思う。 レポートのためだけに物を書こうと思っていたが、たまには彼の言う事や、サロン内で自分が気付いたり感じたりすることをちょっと書いてみることにした。 イラッとする瞬間、凹む瞬間をいなす術プロ奢直伝の、全て「ウケる」で済ますという手段はとても有効なのは確かである。 「ウケる」というこの3音。3文字。 ストレスをだいぶ減らせ、なんなら自分を苦しめるはずのストレスフルなイベント

          実は高校生活から無意識に身についていたライフハックに気付いた話

          儀礼研究レポート提出(初) 【儀礼と私】 オフィスの一角が寺になる時間

          今月からプロ奢のnote購読を始め、サロンで儀礼研究やらいろいろしているというのも気になってそちらも参加。有志のレポート提出もしていて、何となくこんな感じ…?というノリで書き始めている。 儀礼とは 二人以上で、 定期的に行う、 わりと大事(らしい)やつ と定義し、社会で行われている事象である。 自身の周辺で身近なものとして、ぱっと思いついたらのはバイト先の朝礼だった。職場によってこの儀式の様式は様々だと思うが、今回は自分のバイト先の朝礼についてまとめてみることにした。

          儀礼研究レポート提出(初) 【儀礼と私】 オフィスの一角が寺になる時間