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二人を結びつけたのは

なんだか昨晩は、過去のあれやこれやに想いを馳せて苦しくなってとりあえず眠りにつこうと寝ました

いくら時間が経ったとはいえ、別れからはまだたったの3ヶ月、もうすぐ4ヶ月というところで。
久しぶりにカメラロールを見てしまい、久しぶりに懐かしいことを思い出し、久しぶりに苦しさに襲われました。

今朝たまたま、流れてきたnoteを読んでいたら、電車に傘を忘れた話を書いている人がいて

その時不意に、思い出したのだ

元彼(以下、Aさん)が私のことを良いなと思うきっかけとなった出来事。

当時私は新卒入社3ヶ月目、ジョブローテーションで初めて営業部署にいったところで、
そんな私の教育係をしてくれたのがこの人だった。

Aさんは忙しいはずなのに、いつも私を色々な営業先に連れて回ってくれていた。
不思議なことに、晴れ女の私が、Aさんといる時に限ってはゲリラ雷雨に襲われることが度々あって、よく傘を使っていた記憶。

そんなある日、休憩に入った八重洲のエクセルシオールに、Aさんは折りたたみ傘を忘れてしまった。

それに気づいた彼は、取りに行くつもりもなさそうだったし、いいや、と言っていたのだけれど

この頃よく雨が降っていたし、営業マンに折りたたみ傘は必須だ
それに私たちがちゃんと出会う前の4月のある時、営業の先輩として座談会をしてくれた時、
営業で持ち歩いておくと良いものってありますか?という私の問いに彼は、折りたたみ傘、と即答したのだから。

それに傘って、意外と高い。

忘れた場所も、時間も、明確なのであれば問い合わせして取りに行けば良いのに

そう思った私は翌朝、駅から会社までの道のりを歩きながら思い立って八重洲のエクセルシオールに電話をかけていた。
そして勝手に、傘を見つけてもらって取っておいてもらった。

出社した私は、その日Aさんが八重洲の方へ行くアポがあったから、事務連絡を聞き終えた後、「エクセルシオールに連絡してみました、私の名前で傘取り置いてもらっているので、今日取ってきてくださいね。」と。

本当を言うと、誰にでもやったわけじゃないと思う。
それが、Aさんだったから。
本当は私は、認めないように、違うって言い聞かせていただけで、この時もう、好きだったのだと思う。

だけど彼は、こんな''善良な女の子''初めて出会ったよ、と笑いながら驚いていて。
後に聞くと、これが大きなきっかけだったんだって。

なんだか書いていて物語みたいだ笑

実際にはもっと色んなことがあったし、決してそれだけでは無いのも知っているけれど
そう思うと私って当時、かなり善良で純粋で愛嬌のある後輩だったのだろうな、と微笑ましくなる

それに、そんなことを良いと思ってくれた彼も彼で、心が美しいのだな、と改めてそんなことを思ったりする。

こういう微笑ましい温かな思い出を振り返ることも、たまには許して欲しい。

本当はもう1つ前の彼とのきっかけも書こうと思ったのだけど、
なんだか同じ1つの文章で綴るのはやはりどちらにも失礼な気がしてしまうから、今日はこれで終わろうと思う。

過去というものはどうしても苦しいけれど、たまにはこんな素敵な1場面に想いを馳せて、
素敵な恋をさせてもらったな、とふんわり思えたら、
そんな過去を過ごせたことを少しでも、良かったなと思える気がする

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