私が無理なく働ける場所。
自分のことは、自分が一番分かっていると言うけれど。
それは「最初から」というものではなく、経験しなくては分からないもの。
気が付けば私は、この世界が「生きづらい」と感じていた。
「苦手なこと」が多すぎるのだ。
大きな音、騒がしい場所、人混み、電車、他人とのコミュニケーション・・・など、みんなそれぞれに苦手なものはあると思うけれど、苦手が多くて困るのは「働かなければ、生きていけない」ということ。
「働く」ということは、少なくとも他人と関わり合わなければいけない。
そうは言っても、人が嫌いなわけではない。
決して「働くこと」も嫌なのではなく、自分を偽ったり騙したりして、無理をして働くことはできない。
例えば以前働いていたところだと・・・
「自分が使ってみて、良いとは思えない化粧品を、人に勧めなければいけない。」
「売り物に興味がない人を、無理に引き止めなければいけない。」
「自動ドアが開くたび「いらっしゃいませ」と、声を張り上げなければいけない。」
・・・といったことを、お給料のために、会社のためにと言って、割り切ってすることができない。
新卒で入った事務の仕事は、なんだかんだと13年ほど続けられていた。
倒産してからは、その会社だから長く働けたのだなと、ありがたみも感じた。
なぜなら、そこから3~4年間くらい8個のバイトを転々として、ちょこちょこ精神的に参って何もしてない期間もあったりして、とにかく辛かったから。
自分に合わない仕事や職場は、心や体がストップをかける。
眠れなくなったり、起き上がれなくなったり、ずっと体調不良が続いたりする。
嫌われてもけなされても、どんなことを言われても、勇気がたくさん必要でも、非常識だとか、迷惑だと責められても謝って、例え嘘をついても、自分にだけは嘘はつけない。
だから、「違う」と思ったらすぐに辞めて、次の職場を探した。
そして、やっとたどり着いたのが今の職場。
私がしているのは、宿泊施設の清掃のお仕事。
ただその日すべきことを、もくもくとこなすだけ。
そして綺麗に清掃すれば、気持ちが良い。
必要以上に人と関わることはないし。
みんな優しい。
違和感を感じる人もいるけれど、関わらなければいいだけのこと。
悪い人はいないのだ。
違和感を感じる瞬間もあるけれど、過ぎてしまえば気持ちは切り替わる。
仕事を経験するたび、私にとって何が辛いのか、嫌なのか、感じたことを踏まえて、次の仕事を探す。
試しに同じような仕事をしてみると、同じようなことを感じるから、未経験で不安でも、違う仕事に挑戦してみる。
辞めるのも勇気がいるし、簡単なことではないけれど、自分の人生を自分らしく生きるため。
もちろんその仕事なりの大変さは、何をするにもあるもので、その大変さが楽しめるか、もしくはたんたんと、ストレスなく続けられるか、が大切。
やる気がなくちゃできないことは、当たり前だけど「やる気がなくなったらできない」。
気合を入れたり、モチベージョンを無理に上げたり、やる気があるように見せたりするのも辛いもの。
勇気を出して挑戦し、経験すれば、どんどん自分のことが分かってきて、その状態でお仕事を探していけば、どんどん自分らしく働けるところへ近づいていく。
辛くて嫌なお仕事を、「これしかない」とあきらめて続けていたら、辛いだけだし、必ずいつか強制的にストップがかかる。
焦らず、慎重に、執着せず、自分の働ける条件を見定めながら、あきらめないでいると、ポンといい求人に出会えたりもする。
嫌な思いをしても、いままでのお仕事の経験があったからこそ、目に止まらなかった求人が、「コレだ!」と思えたりするから、遠回りのように感じることも、必要だったと今なら分かる。
あきらめないで行動し続ければ、お仕事の内容も、時給も、自分に合っている「私のための求人だ!」というものに、出会える。
そんなお仕事に出会うと、毎日が充実して、お仕事以外のさまざまな悩みも、いつのまにか解消されて、心が穏やかになってくる。
もちろん生きていれば嫌なこともあるけれど、そのダメージはとても少ない。
自分に合ったお仕事でも、私の社会不適合者かげんは変わらないから、協調性のない変な人だと思われていると思うし(笑)、夫の支えがあってこそだけど、大好きな刺繍を人生をかけて楽しもうと思えるのは、今の私だから。
もしもこの記事が、私みたいに社会不適合者でお仕事を転々としていたり、働きたいと思っているけど自分に合った職場がないと感じていたり、充実した人生を生きたいと思う方の、参考になれば幸いです・・・なるかな?
私たちは、働くために生きているのではなくて、自分らしい人生を楽しむために、生きているのだから(^^)。
一緒に「頑張らない」人生をゆるっと生きていきましょう・・・と言いつつ、つい頑張っちゃうんだよね。
以上、今回の独り言でした。
最後までお読みいただき、ありがとうざいました。
それでは、また(^^)
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