Vt,AVが分かるようになりたいシリーズ②〜子午線の作り出す時間とは〜
今回は子午線について書いていきます。
バーテクスはPVと黄道の交点ですが、PVは子午線との関係性のうえで成り立つもの。
なのでまずは子午線から考えていきたい感じです。
前回までの記事
0.はじめに
①Vt、AVの仕組み
南北の縦線の意味
松村先生著の「完全マスター西洋占星術」では、縦線には「立場」という意味があると記載されています。
なぜ「立場」なのか。
本当に「立場」なのか。
算命学的には、北は水平で冷静であり、智の蓄積される世界です。目上の人を指す場合も。知恵は豊富にあるけれど、前線で活躍するよりも一歩引いたところから助言をするイメージ。
また、南は燃える性質があり、次代へ伝達していく場所です。自分のためには燃えません。夢で南は先祖代々の呪いがあると見ましたが、何か受け継がれているものがあるのでしょう。呪いというより、地上に降りるための足枷と考えてみるのも良いかもしれません。
私は鬼滅の刃の煉獄さん🔥の
「心を燃やせ」
というセリフが好きなのですが、南はまさにそういう場所じゃないかと思います。
夢の中では南が始まりとのことでした。もしそうならば、南で心を燃やし、北で智の結晶化が起こり、また南に戻り次代へ繋げていくというサイクルがあるのではないかと思います。(「智の結晶」という表現は、先日頂いたメルさんのコメントを拝借しました🙏)
また、算命学では縦線を「精神」、横線を「現実」とみます。
松村先生曰く「自己同一化から目覚めた人間は5次元人間になることを表す」そうです。詳細は先生の著作を読んで頂くとして、ミンコフスキー時空である「四次元(三次元+一次元時間)」に、時間への同一化から目覚めた「意識」を加えたのが「五次元人間」です。
この五次元人間的に算命学の縦線横線について意訳すると、縦線を「一次元時間+意識」、よこ線を「三次元」と捉えることが出来そうです。
うん、この方がイメージしやすいですね。
精神とか現実とかいう表現だと曖昧で、ちょっとこねくり回しにくかった。
でも結構乱暴だから、後々修正するかもしれません。
話を戻し、とすれば、子午線は「一次元時間+意識」を表し、東西横線であるPVは「三次元」を表すこととなります。子午線の燃やし始めては結晶化し、また燃やし始めては結晶化し、…を繰り返すというのは、一次元時間と意識により構成された世界なのかもしれません。
そして、わたしも含め多くの人は意識化出来ていない無意識の世界なのではないかと思います。だから、子午線と黄道の交点であるMCもICも意図せず勝手になるものだと言われているのではないでしょうか。
「立場」と「一次元時間+意識」
縦線は「立場」を表すとのことですが、これは「時代性の中での社会の集合的な要求」であるそうです。
時代性の中の社会集合的要求…
「時代性」は一次元時間として、「社会集合的な要求」を意識と捉えてみればいいのかもしれません。この意識は地球の意識であり時間を作り出している。私たちはそれに自己同一化しているため、先生風に言うと「集団的催眠術にかかっている」。
立場が上昇するのは集団によるものであり、立場が下落するのも集団によるもの。自分の意思ではない。しかし、一次元時間から目覚めた意識を持つ人はその立場の動きを利用することもできるし、溺れることもない。
人間には上昇型と下降型がいると先生が仰っていましたが、上昇型は与えられた立場に苦しみを覚え、下降型はその立場を利用するのだと思います。その立場に乗ると「上手く事が運ぶな〜」という感じで利用するのかな、と。対して上昇型は、自分の理想とその立場が異なることにより葛藤を覚えやすいのかもしれません。
MCはこの子午線と黄道の交点ですが、一般的には社会的な役割などと言われますが、社会的に求められる立場とも言えますね。天職を見る時にMCを見たりしますが、どの方向性で行くと上手く事が運びやすいかを見ているのだと思います。だから、やりたい事とはズレてくるポイントになります。5次元人間はそこら辺上手く扱えるのでしょう。何なら、MCを書き換えるというのもあるかもしれません。
対してICは心の拠り所を表すと言われていますが、子午線はサイクルなので、MCの立場を確保するならICの立場も同様に確保しないといけないのだと思います。
うーん、MCやICについては長くなりそうなので、別記事にします。
子午線サイクルは地軸の傾きと公転によるもの?
南で心を燃やして、北で知恵を結晶化する運動は何によって生まれているのでしょうか。
自転?公転?
どちらも縦運動は起きません。(起きません…よ、ね??汗 間違えてたら教えてください🙇♀️)
そもそも心を燃やすエネルギーはどこからやってくるのかと言うと、やはりそれは太陽かなと。黄道の帯がエネルギーポイントであり、我々人間の運動の源となるものと考えます。
※恐らくですが、自然はあまり黄道の影響って受けないのでは…??純粋に地球のみに従属しているという可能性はないでしょうか。太陽に憧れることや降りてくる存在の足場になることはあっても、自然自身が太陽に属している訳ではないのかもしれません。
我々人間により作られている社会は、黄道の帯からくるエネルギーにより動いていると考えると、子午線のサイクル運動も黄道ありきなのだろうな、と。
天球図を見ると分かるように、黄道は地軸に対して斜めに傾いています。これは地軸が公転軸に対して23.4°傾いているからです。
で、黄道をぐるぐる回ると南半球に行ったり北半球に行ったりして、上下運動を行っています。これは横移動しながら子午線の南と北をぐるぐる回って流れを作っているとも捉えられると思います。
そう考えると、子午線サイクルを生み出しているのは地軸の傾きによるものではないかと思うのです。しかし、同時に公転もないと黄道が出来上がりませんので、公転も必要ですね。
この地軸の傾きや公転が作り出す、子午線サイクルという時間に対して意識的になりたいものですが、今のところまだ分かりませんね🤷♀️
子午線については一旦ここまでにします。
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