【今日の栄養】ビタミンB6(ピリドキシン)
《必須栄養素&抗酸化物質、丸わかり辞典》
必須栄養素である1.ビタミン、2.ミネラル、3.必須脂肪酸、4.抗酸化物質をカバーしていきます。何となく知っている人も多いと思いますが、辞書的に、または再認識のために使ってみてくださいね。
ビタミンB6はピリドキシンとも呼ばれますが、その効果は?
ビタミンB6(ピリドキシン)の効果
–タンパク質の消化および体内での利用、脳機能、ホルモン生成に必須
–性ホルモンのバランスを整える、月経前症候群、更年期に効果
–天然の抗うつ剤および利尿剤
–アレルギー反応を抑制
ビタミンB6(ピリドキシン)が足りないと。。。
–突発的な夢想起
–むくみ
–手のチクチクした痛み
–うつ
–イライラ
–不安感
–筋肉の震えや痙攣
–エネルギーの減退
–肌のカサカサ
精神的なものは、日常の出来事や人間関係、環境によって起こると思っている人が多いと思いますが、栄養が影響していると思っている人は少ないのではないでしょうか?イライラや鬱っぽい症状は、栄養で軽減されたりするんです(私も体験済みです)。女性だったら、ホルモンバランスが崩れるだけで別人のように気分が変調してしまうことってありますよね?精神的な影響が出るのは辛いですし、日常生活全体がグレーな気分に包まれるのを避けるためにも、栄養摂取でできることはどんどん予防していきましょう。
1日摂取目安量
2mg
効率良く取れる食材(100gあたり)
小麦胚芽(3mg)、クレソン(0.13mg)、カリフラワー(0.20mg)、キャベツ(0.16mg)、赤インゲン豆(0.44mg)、コショウ/唐辛子(0.17mg)、バナナ(0.51mg)、西洋カボチャ(0.14mg)、ブロッコリー(0.21mg)、アスパラガス(0.15mg)、芽キャベツ(0.25mg)、レンズ豆(0.11mg)、卵(0.17mg)、玉ねぎ(0.10mg)、鮭(0.61mg)、マグロ(0.93mg)、七面鳥(0.41mg)
サプリメントで取るなら
ピリドキシン、5-りん酸ピリドキサール(腸溶コーティングのもの)
吸収を促進してくれるもの
他のビタミンB群、亜鉛、マグネシウム
吸収を阻害するもの
アルコール、喫煙、ピル、タンパク質摂取過多、加工または精製食品
自分に不足している栄養素は、足りない時に起こる症状でチェックするのが分かりやすいです。今回のB6(ピリドキシン)もそうですが、ビタミンB群は肌や髪、筋肉と言った身体的効果だけでなく、脳機能や鬱、精神的な負の影響に効果があるものが多いです。単品でもいいですが、B群をまとめて取ると相乗効果があるので、ぜひ複合型で!改善されれば、その栄養素は日々コンスタントに摂っていきましょう!
次回は、ビタミンB12(シアノコバラミン)です。お楽しみに!