心が死んだ経験をお伝えします。
題名を見てびっくりした方もいるかもしれませんが、
生きる自由が奪われるのと同じように、
心の自由も 時として奪われてしまうことがあるんです。
実際、僕は、何度も心が死んだ感覚になりました。
自分なりに考えてきた進路を、進学校としてのブランドを優先したいからと担任から全否定された時。
父が酔っ払っている間にした会話が、翌朝すっかり忘れ去られていた時。
僕の話をちゃんと聞いてくれる気配がない環境に居る時。
何とも言えない、どうしようもない この空気。
今でも鮮明に思い出します。
僕のことを大切に思ってくれていないんだな。
個々人の人生を成立させようとする思いでいっぱいなんだな。
じゃあ、自分一人で気持ちも行動もコントロールできない僕は、誰に頼ればいいんだ…。
涙が静かに出てきて、無表情だった顔がやがて怒りに変わる。
人や物にぶつけたくなかったから、自分自身で消化しました。
一人わめきながら、握りこぶしを自分の頭に何度もぶつけました。
激しい感情がおさまったら、眠くなってしまうのがいつものパターン。
目が覚めた時は数時間経っていて、リセットボタンを押していたかのように頭の中がすっきりしていました。
こういう僕を助け 支えてくれる存在がないと、自由に行動することはおろか、自らの経験を赤の他人と共有することすらできないんだなと思い知りました。
今となっては、貴重な経験です。
オーノ
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