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子どもの姿と非認知能力/いざこざでの援助が重要?


今日園で、

クラスでクイズを出していたら、
正解が分かってすっごく言いたいのに
先生に当ててもらえなくて、我慢できなくて、
大声で言っちゃった子がいた。

また別の子は、ドッジボールをしていて、
当てるのも逃げるのも得意、
あまり当たったことがない子が、今日は当たった。
そしたらその子、
ど直球にお腹あたりに当たったのに、
「ワンバン!ワ!ン!バ!ン!」
とワンバウンドしたからセーフだと主張、
動こうとしなかった。
先生に促されると拒否していたが、
渋々動き、泣いていた。

これってすごく、非認知能力だな、、
と思ったのでアウトプットして整理したくて。

クイズの答えを言っちゃった子は、
「言いたいけど今じゃないから我慢しなきゃ…」
が難しかった。"自制"ができなかった。

ボールに当たってないと言い張った子は、
「嫌だけど当たっちゃったから外野に出なきゃ…」
「当たっちゃったけど次頑張ろう!」
が難しかった。
"自制"もできなかったし、
うまく"立ち直る"ことの学びがもう少し必要そう。

こういう"自制"とか"立ち直る力"が、
非認知能力、なんだよな、と、、

非認知能力?

非認知能力は、もっと他にもいろいろある。

幼児教育で著名な東京大学名誉教授の汐見稔幸氏は、
非認知能力を魚捕りで例え、

・罠をひたすら作り続ける集中力
・罠を改善したり罠を仕掛けるポイントを考える
 直感力
・魚が取れなくてもあきらめない忍耐力
・失敗してもまあいいかと思える楽天性
・友達と協力する力
・間違ったことをしたら素直に謝ることができる
 正直さ

これらが非認知能力
であると述べています。
汐見稔幸. こども・保育・人間 (Gakken保育Books) (2018)



こういう力が育まれずに年齢を重ねるほど、
様々な部分で難しさが大きくなる
、んだと思う。

ちょっとしたことでも許せなかったり、
折れると本当にずっと立ち直れなかったり、
ルールを守る気持ちがなかったり、

保育園や幼稚園の段階で、
初めに書いたみたいな様子がある状況なら、
まだまだ関わりようがある。
それに、その関わりによって子どもの様子が変わっていくのも早いなと思う。

これが非認知能力が言われ始めた、
ペリー就学前教育プログラムの結果が示してることなんだろうと思う。

ざーっと見てて、
大枠を捉えやすいかなと思った記事がこれ。


この2人への具体的な援助は


クイズの答えを言っちゃった子には、

クイズ、みんなはもっと考えたかったのに、答え言われちゃっておもしろくなくなっちゃったよ。嫌だったよ。答えがわかって言いたい気持ちはすごくわかるけど、我慢したほうがよかったんじゃないかな。

とか。

ドッジボールで当たっちゃった子には、

あー!当たっちゃったね🥲!あぁ〜!悔しいね!って一緒に悔しがったり、当たっちゃったから、嫌だけど出なきゃだね…、外野で(相手チームを)当ててまた戻ってこよう!って励ましたり。

とか、、

今のそのあなたの状況、わかるよ、わかるけど、
こうしたほうがいい(こうするべき)時なんだよ、
頑張ろう、一緒にやってみよう、

みたいなニュアンスで、
非認知能力を育む方向に、
関わっていきたい、関わっていくといい
んじゃないか…と思う。


なんか、こういうちょっとしたいざこざ(?)
を避けたり、なんとなくスルーしていたり、
すると、本当に本当に非認知能力育たないんだなって、最近感じている。


いざこざ(子どもが何か壁にぶち当たった時)に、
いかに丁寧に向き合うか



が、非認知能力を育てる上で結構重要になってくるんじゃないか、と考える、最近でした。

正解はないけど、関わり方とか保育のあり方
どうしたらいいんだろう、と考える日々です。

最後に、

多趣味な私がいろいろ楽しかったことと発見を書きたいこのnoteですが、保育については、大好きで楽しくて、語りたい、とっても語りたい、ので、こんな感じでアウトプットしていきたいな、と思っています。

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