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ビジネスは競争だという思い込み

ビジネスはよく戦争や競争に例えられる。
誰もが信じて疑わない。

しかし実際は違う。
戦争や競争と似ているのは戦略の部分であって、ビジネスではない。

むしろ逆である。
競争しないことこそがビジネスである。

有名な経済学者やビジネス戦略本は、理想状態は完全競争の状態と説いているが、これは現実の企業を想定したものではなく、変換が容易な数値に変換した物理的な考えによるものである。

企業評価しかり、企業の価値を他者に説明するときには変換が容易で限りなく近しい数式が使われている。

企業は生物だから、もっとソフト面やロマンに目を向けていこうぜって話では断じてない。

誰かお偉い人が言っているから。
世の中で正しいと言われているから。
それらは全てイデオロギー=観念・理念にすぎない。

ん?競争する必要ある?と疑うべきというのが伝えたいことです。

これに気がついてから、今日の世界で名をあげている大企業はものすごく謙虚な嘘つきのように見える。そうしないと目立ちすぎて目をつけられるからだ。

我々は危機的な状況にある…
変化の激しい社会に対応…
生き残りをかけた…

彼ら大企業は、自分たちのことをあたかも"雑魚"であるかのように言う。

そうしないと独占して競争していないことがバレてしまうからね。

長年なんとなく直感で違和感があった競争ありきが正しいとされる観念についてでした。

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