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鼻水マン 鈴本ちん五
小学四年生の鈴本ちん五が、上山田先生に怒られた。その理由が分からないので、ちん五は腹が立ち、学校に忍び込むことにした。
夜の十時、ちん五はなぜか非常ハシゴを使って体育館の屋根にのぼり、屋根に乗っかったままのゴムボールを集めた。
ボールを抱えながら降りられないと判断して、すべてグラウンドに投げた。そしてハシゴで降りた。
回収するために、グラウンドに向かった。そこには、暗がりの中で一人の男が腕を組んで仁王立ちしていた。
上山田先生だった。
上山田先生は、ボッキしてなかった。
ちん五は、「すいません!!」と謝った。
上山田先生は、ボッキした。
ちん五は家に帰り、タンメンを食った。