「武力による現状変更は認められない」という日本外交の愚か。
最近、日本は、「武力による現状変更は認められない」を言い過ぎだ。
そんなことを本気で言ってるのは日本だけだ。そんな綺麗ごとで世界は動かない。
どの国でも、領土問題や、独立問題を抱えている。それの解決に武力行使を否定する国はないし、それは愚かだ。
結局、日本は、この言葉により、もちろんそのような事は絶対にあってはならないが、竹島問題や北方領土問題の武力解決を自ら否定してしまっている。
武力行使は確かにいけないが、その可能性まで否定するのは、外交カードを失うことになる。
また、尖閣諸島に自衛隊の基地を建設することも自ら否定してしまっている。尖閣に自衛隊基地を作れば、中国から見れば、「武力で現状変更をしたのは日本だ」という尖閣侵攻の口実を与えてしまっている。
日本外交は、正義だとか、法の支配とかそんな甘っちょろいことに頼り過ぎだ。
ロシアがウクライナに侵攻した。どうせウクライナに軍事支援はできないのだから、逆に中立を保って、「北方領土問題」の解決に利用するぐらいの、したたかさがあってもよかった。
そのくらい世界はシビアだ。