過去の自分を許すこと
「人生でやりたい事は全部やる」をモットーに生きてきたアラフィフ女子のエピソード。
自伝小説「父への感謝状」のこぼれ話を紹介します。
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「父への感謝状」の前書き
はじめに
を参照して下さい。
『過去の自分を許す』
この本を書いた目的は二つあります。
1つは、過去の自分を許すこと。
2つ目は、家族トラウマで悩んでいる人を癒すこと。
1、過去の自分を許すために、私は「過去を徹底的に思い出す」という方法をとりました。
自分史を本にする、人が読める程度の文章にするには、全ての出来事と感情を一旦取り出し、組み立てる必要があります。
適度な文字数と構成の関係で、必要最低限の言葉にまとめましたが、出来るだけ正確に再現しようと思いました。
そう、「表現」ではなく「再現」するには、その出来事を初めから終わりまで把握していなければいけません。
曖昧な記憶のままで、何を「許す」というのでしょう?
実は、自分を許すかどうかはその時点では分からなかったのです。
当時の記憶や感情は少しづつ脚色されて、都合よく変わってしまう事があります。
事実、父が入院する日に父が言った言葉と、私が返した言葉、亡くなる日の夜、父が私に言った最後の言葉は記憶と違っていました。
当時書いた日記を読み返して分かりました。
上書きされた思い込みが取り払われると、当時の感情がありありと湧き出し、やっと感情が解放、昇華されたようでした。
この許しのプロセスが上手くいったかは、本を読んでいただくと分かります。
次回は2つ目について書きます。
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「父への感謝状」〜父を自死で失った私の三〇年の物語〜
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