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作成も運用も難しい「コンピテンシー」【攻めの人事-第9話】
前回の第8話ではパフォーマンス評価の為の要素としての目標管理について取り上げましたが、
今回は能力評価に用いるコンピテンシーについてお話したいと思います。
そもそもコンピテンシーとは?
コンピテンシーとは1970年代のアメリカで、外交官の業績に差が出る理由を研究したところから始まった概念で、一般的には高い業績や成果につながる行動特性の事を指します。
人事マネジメントへのコンピテンシー導入は今までも試行錯誤の歴史があり、様々な考え方があります。
どのようにコンピテンシーを定義すればよいのか、そもそもどこまでをコンピテンシーと言うのか?
等々、実際に作ろうと思うとなかなか一筋縄では行かないものです。
また人事マネジメントにおいて、コンピテンシーをしっかり活用できているレベルまで持っていくのはもっと難しいかもしれません。
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