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プロジェクトデザインAtoZ

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プロジェクトとは何か。立ち上げ方。拡げ方。チームの作り方。プロジェクトデザインのHOWTOに特化した内容です。(完結)
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#チームビルディング

PJ03-プロジェクトが拡がるコツとチームづくりの一歩

多様な人が関わるプロジェクトにおける「コトの立ち上げ方、進め方」のコツとして ・すでにあること(やっていること)を活用。無理しない。 ・狙いの一石三鳥 ・小さく試し、イメージを共有する この3点をお伝えした前回の記事「コトの立ち上げ方、進め方」。 コトが立ち上がり、動き始め、ある程度こなれてきたらプロジェクトは「輪を広げ、どのように進めていくか」というフェーズ(拡がる期)に入る。 立ち上げ期ではワクワクした気持ちや関わるメンバーのテンションが高いことからスタートし

PJ04-プロジェクト型チームを作るコツと注意点

・楕円の法則(中心をふたつにする。協同体の関係をフラットにする) プロジェクトの立ち上げ期を経て、チームの内輪感が出ないよう外に開かれた形であったり活動する中で、いかに「仲間のつくり、見つけ、輪を拡げていくか」ということに言及した前回のコラム「プロジェクトが拡がるコツとチームづくりの一歩」。 面白い人に出会った時、その人の事情に応じて、参加の関わり方を提案できる、という状態が実現していけば、プラスのスパイラルが発揮され、プロジェクトは地域に根差していく。 しかし、プロジ

PJ05-ナナメの存在とプロセスデザインの話

プロジェクトが拡がり、関わる人が増えてくることによって生まれてくる「プロジェクトの組織化」。多様性を良しとしてきたプロジェクトにも関わらず、次第に序列を作り出そうとする流れが生まれる。もちろん、プロジェクトやチームが安定していく必要はあるが、仕組みや構造が先行し、硬直化することや内輪化する流れをうせぐためのコツとして「プロジェクトは中心を二つにする、中心を二つにしたチームをカタチ作る」ということを伝えてきた前回のコラム「プロジェクト型チームを作るコツと注意点」。 今回の

PJ08-プロジェクトがコミュニティに変わる「3層2軸の掛け算」

 プロジェクトやチームを立ち上げ、規模やネットワークを拡げていくことについて、今までのnoteでは書いてきたわけだが、木で言えば「”高さ(行動・企画)”や”枝葉(規模・ネットワーク)”をどう成長させていくか」と言うお話しだったわけで、改めて今回は”根”とも言える「チームのみならず予備軍や賛同者までどう巻き込んで(チーム)ビルディングしていくか」という部分を書いていきたい。「予備軍・賛同者まで」という範囲まで含めて(チーム)ビルディングを考えることはもはや「プロジェクト」という