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マイペース通学2年生、まちで耳鼻科受診&夢の楽園まで姉・母と初サイクリング!
奥山の一学年数名の小さな小中学校に「マイペース通学」する末娘。
全校あげての音楽ホールでのオーケストラ鑑賞の翌朝から鼻水が止まらなくなり、学校を2日休んで、
昨日金曜の夕方、夫の車で長男・長女の住むまちの家へ帰り、行きつけの耳鼻科へ駆け込んだ。
末娘が安心して通えるありがたき耳鼻科
彼女は鼻水がたまりやすいらしく、
放っておくと炎症が進み、咳込み、発熱・・・。
早めにこまめに耳鼻科で鼻水を吸ってもらうと予後がよいのだが、
あるとき、いきなり薬剤を噴霧されて鼻水を吸引されたことがトラウマになって、その耳鼻科には行けなくなった。
昨日の耳鼻科は、その経緯を伝えたところ、
一つひとつの処置を説明した上で、本人が納得したことのみで済ませてくれるので、
末娘は安心して受診できる有難い耳鼻科なのだ。
あんなにひどかった鼻水を、自分で、器具を鼻の穴にあてて吸わせてもらう。
「じょうずにとれたね」と言葉をかけてもらい、
処方されたお薬を飲んだら、今朝はすっかり軽快した。
まちの公共施設が、我が家の夢の楽園に
あんなにつらそうだったのに、今日は朝ごはんの後から、
「今日は、ねぇねぇ(←長女)と一緒に、自転車で〇〇パークに行きたい!」と、
末娘は、まちの家に置いてある次男が乗ってた変速機付きのマウンテンバイク(十年以上前の年代物を夫が修理整備済み)を乗る練習を始める。
〇〇パークは、クリーンセンターに隣接する市営の運動文化施設で、
去年、学校に行けなくなった末娘と、通信制高校に通う長女と何十回も通った馴染みの居場所。
特に、夏休みは、お弁当もちで毎日のように通い、
冷房の効く学習コーナーでレポートに励む長女、小さな図書コーナーやプール・屋外遊具で遊ぶ末娘(付き添いの私も自由だ!)、
それぞれがマイペースで過ごせる(それも無料(プールも安価で))、
我が家にとって、ありがたい、夢の楽園のような施設なのだ!
過疎化の進む奥山にはありえない公共施設。
(奥山には、図書館・児童館も高齢者施設も皆無)
まちの豊かさ、選択肢の多さを痛感させられ、
家族一人ひとりのマイペースに合わせて、二拠点生活を楽しめばいい!と、気づかされたのだった。
そんなこともあり、昨年度は、
末娘の求めに応じて、学校以外の安心できる居場所で過ごす機会を積極的に作った。
そんな、マイペースを、学校も、クラスメートたちも、認めてくれたおかげで、
今年度は、ぐっと、学校にふつうに通う頻度が高まったのだと思う。(←これも末娘のマイペース)
夢の楽園まで母娘3人で初サイクリング
そんな、我が家にとっての楽園が、
昨秋、私が事故って車を手放したことで、
気軽に行けない高嶺の花となってしまった。
施設に直行する路線バス等は限られていて、
全然利用できなかったので、
昨年度末、乗り合いタクシーの登録をして、一度だけ末娘と二人で行くことができた。
2年生になって自転車に乗れるようになった末娘は、「ねぇねぇと自転車で〇〇パークまで行きたい」と、その実現の日を夢見ていたのだ。
なので、朝から次男の自転車を乗りこなす練習をしている末娘の姿に、長女も私も「行こう!」と決断し、
お弁当作って、自転車点検し、ヘルメットかぶって、いざ出発。
まちの家から楽園までは6キロあまり。
車通りの多い道を避けて、集落の中の小道や農道を走る。
年長の時に少しだけ通った公立幼稚園。
(まもなく行けなくなり、森のほいくしょに出戻る)
歩くとあんなに遠かったのに「なつかしい。あっという間に着いたね」と、立ち寄ることなく通過。
「きゅうけいしたい」の末娘の声でとまったのは、集落のお宮さん。木陰でおやつを食べて、お詣りして出発。
田植えを終えた田んぼの中を進むと、その先は延々と麦畑。見出しの写真撮りがてら小休憩。
「あんまり休むとなかなか着かないから」
と、がんばる末娘だが、なかなか速度はあがらない。
最後のコンビニ休憩の後は、休憩なしでゴールを目指す。建物が見えてからは「ラストスパートしていい?」と、一人で先導して行ってしまう。
「やったー。着いたー!」と、満足そうな末娘。
風はさわやかだったが、陽射しの下での、一時間ほどのサイクリング。無事到着できて安堵。
そのあとは、いつものように、
快適な場所でお弁当を食べて、レポートに取り組む長女に、寝転がって読書する末娘、そして、この記事を書くわたし。
みんなマイペースを満喫できて、しあわせなひと時を送っています。