22年間武術をやって会得したもの
本日は天龍武術会で稽古。
華拳か…忘却の彼方だ^^;
ここのところ、稽古によって「腹が割れ出した」。
シックスパックを作っているわけではない。そういうトレーニングはしていない。
しかし、まさにシックスパック状に腹に割れ目が入り、それが引き伸ばされてメリメリ言うような感覚を、ここのところずっと味わっている。
それに伴って、「背面」の感覚が強烈になってきている。背中だけではない、手足も含めた背面全体に全集中・常中だ。それであらゆる動きが違ってくる。
考えてみれば、22年間武術をやって会得したことと言えば、「稽古の仕方」だ。
例えば、今や、どんな練習をどれだけやろうが、翌日や翌々日に筋肉痛になることはない。
滝野川の全日本中国武術連盟に入門した頃は、翌日どころか練習終了直後に全身ビキビキ、足を引きずるように帰宅したものだが^^;
身体の見方が向上し、筋肉痛になるような動きをそもそもしなくなった、ということもある。
「そもそも何を稽古しているのか」
という問いも、以前は感じることがなかった。とにかくやってればうまくなると思っていた。
これが「否」であることが今の私にはわかっている。
何を稽古しているのかを明らかにしなれけばならない。
もうひとつ、武術歴22年で得たものは。
「武縁」。
武術をやってなければ決して会うことがなかったであろう、多くの人々に会うことができた。
さて、22年も稽古してきたなら得てなければならないであろうもの。
すなわち「強さ」。
これは手に入ったのだろうか。
正直、それはよくわからない。
真に武を必要とする「死地」に遭遇したとき、自分の武術は通用するのかどうか。
これはわからない。
これまでの「稽古」と、「武縁」を信じるしかないだろう。