走った後のご褒美を、ちゃんと考えよう。習慣化と、より良い一日の為に。
「走る」という行為自体は心身に負荷を与えます。なので、習慣化してない走り始めの頃は大変です。ただ、走った後のご褒美もセットで行うことで継続もしやすくなります。ご褒美にも色々あり得ます。今回は「どんなご褒美が良いのか」の考え方について書きます。
走りたくない
「走りたくない」という気持ちは多かれ少なかれ誰もが持っていると思います(ランナーであっても)。けれども「走った自分>走らなかった自分」を分かっている人は走り続けられています。習慣化とはそれを理解することでもあります。とはいえ、最初は誰でも大変です。
ランニング=「走る+ご褒美」
「走りたくない」という気持ちを和らげるために、ランニング自体を(走るだけでなく)楽しいこともセットでリフレーミング(捉え直す)してみましょう。
ランニング=「走る+ご褒美」のセット
という少し広い枠組みでランニングを捉えてみると、少し気持ちが楽になります。「走った後のご褒美の為に少し頑張って走ろう」というのは自分1人でも手軽に作れるモチベーションです。
走っている最中にこれを考えることで、もう少しがんばれます。
より大事なのは、ランニング自体を「きついだけでなく、良いこともある」と捉え認識することで継続もしやすくなる、という点です。
一例:私のご褒美
具体的事例があったほうがわかりやすいと思うので、私自身のご褒美を書きます。
私のご褒美は
夏「走った後、シャワーを浴びて、淹れたてのアイスコーヒーを飲むこと」
冬「走った後、風呂に入って寝落ちして、淹れたてのホットコーヒーを飲むこと」
このご褒美は、走り始めてから数年経って辿り着いたもので、今でもうまくWorkしてくれています。もちろんこれは私の一例に過ぎず、一人ひとりに適したご褒美は違います。
ただ「自分に合った、より良いご褒美を考える視点」は共通してあると思います。
ご褒美を考える時の視点
1:「ランニングの“後”にすると自分の気分がアガること」
2:「ランニング後の1日の流れを作り出すこと」
この2つを兼ねたものが理想だと思います。
1:「ランニングの“後”にすると自分の気分がアガること」
ランニング後に自分の状態を想像してみて下さい。(想像できない方は、一度実際に走り終えた後に、意識して考えてみて下さい)その時に何をすると一番自分の体と心が喜びますか?それをご褒美にしましょう。
私の場合は、シャワーを浴びる、でした。ごく普通のことで走った後はみんなすることですが、それを「ご褒美」としてリフレーミングすると気分がいつもより上がることに気づきました。走りの後半は、走った後のシャワーのために走っている、こともあります。
最近はその体験を更に上げるために、Aesopの高いシャンプーを初めて購入しました。ランニング中のやる気も更に上がりました。(余談ですが、走った後のAesopは最高です。もったいないので毎回は使っていません)
2:「ランニング後の1日の流れを作り出すもの」
休日は朝に走る方も多く、朝走るだけでその日の充実感が大きく上がることを実感されていると思います。せっかくなので、充実“感“で終わらせず、実際何かをすることで良い1日にしましょう。それをご褒美で加速させましょう。
走った後は、体は疲れているけれど、脳やメンタルはとても良い状態なことが多く、「何かをやろう、何かを片付けよう、何かを吸収しよう」という気持ちが強くなります。
一方でご褒美とは「ランニングの終了と、日常生活をつなぐもの」でもあります。
ランニング後の良い状態を、日常生活にも活用するために、ご褒美にそれをブーストするような何かを入れてみましょう。私の場合はそれがコーヒーでした。
「走った後にコーヒーを飲む」ことで、ランニング後の集中力・やる気、がより長時間続きます。
「仕事・勉強などの生産的なこと」や「先延ばしにしてたやらなきゃいけないこと、という思い切りが必要なこと」をすると、高い効率・良いアウトプットで一気に片付けられます。ランニング後の数時間でこれをすることで、良い1日になります。
「ランニング後の良い状態をより長続きさせるための何か」は人によって違うと思います。
例えば…、
・何かを食べる(自分のスイッチが入るもの)
・逆に、何も食べない
・瞑想する
・一人の時間を持つ為に2時間だけカフェに行く
等…
それがルーチンにできれば、ランニングが継続しやすくなるだけでなく、ランニングから得られるベネフィット(メリット)を最大限に得られると思います。
走る→ご褒美→走るメリット実感→走る→ご褒美→走るメリット実感→走る…、というポジティブなサイクルができると良いですね。
まずは実際に色々試してみて、自分に合った自分ならではのご褒美、を探してみて下さい。
皆さんそれぞれが「自分に合った良いご褒美」を見つける参考になれば幸いです。
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