初めてのレースに出るきっかけ
レースに出ることでランニングの世界は一気に広がります。フルマラソンだけがレースではありません、短い距離のランイベント、駅伝、いろんな形のレースがあります。
今回は初めてのレースに参加するコツを、自分が初レース参加した時の体験を混じえつつ、書きます。
初レースに出た時期
ダイエットからスタートしたランニング、10km前後までのジョギングがなんとかできるようになった頃に9kmのレース(ランニングイベント)に初めて参加しました。
当時の自分には、まさにEye Opening(目からウロコ)な体験だったので今でもよく覚えてます。皆さんも自分の初レースは色鮮やかに覚えているんじゃないでしょうか。
初レース参加のきっかけとコツ
レース(イベント)への初参加って精神的にハードル高そうですよね。勇気がいるし、きっかけが掴みにくい。
私も質問されることがあります。「最初のレースってどうやってでたの?」
ここでは「友達と参加する」と「1人で参加する」のパターンについて書きます
友達に誘われて参加する
この形が最初は多いんじゃないでしょうか。友達と一緒に参加・ランニングしている人に(駅伝などに)誘われて、というパターン。
そういう人はラッキーなので、難しく考えずにYesと言って参加してください。ランニングの新しい世界(後述)が見えますし、一度出てしまえば2回目以降の精神的ハードルはグッと下がります。
誘われた時の注意点(駅伝)
ただ、駅伝の場合は少しだけ注意すべき点があります。その誘った方(多くの場合はレース経験のある先輩ランナー)が「どんなペースをイメージしているのか」という点。
「全然ゆっくりでいいから出ようよ」が、ビギナーの方を誘う常套句ですが「ゆっくり」の定義は人により違います。
何分ペースをイメージされているのかは、事前に聞いておきましょう。5kmを6分ペースなのと、8kmを5分ペースでは、ハードさはかなり違います。
そのためにも「自分ペース(マイペース)を数字で把握しておくことは大事」で「それを事前に周りに伝えておくこと」で先輩ランナーも適切な距離やペースを考慮してくれると思います。
またそれが駅伝チームメンバー全員でシェアされていれば、当日も妙なプレッシャーを感じず、気負わずに楽しく走ることができます。
「楽しく安全に過ごせること」「今日は楽しかった」と言って終えられること、これが初レースや初駅伝では何よりも大事です。
上記のような少しの工夫でそれは簡単にできます。何もせずに、当日プレッシャーや周りの目に緊張しながら走ると、ランニングは「学生時代の持久走」のイメージになってしまいます。それはもったいない。
初レースとしての駅伝はとても良いと思います。
実際に「自分が思っていたよりも速く走れた」というケースが多いです。チームの一体感、仲間意識、という駅伝ならではの体験に背中を押され、自分自身も想像してないような走りができたりします。
初めてのレースが駅伝、という方はラッキーなのでぜひ積極的に出てみてください。一人では絶対に体験できない一日になると思います。(駅伝は観るのも走るのも本当に好きなので、また別途書きます)
1人で初めて参加するコツ
より難しいのは「1人で初レースに参加するきっかけ」です。
私もこのパターンでした。当時ランニング友達はいなく、孤独な初心者ランナーでした。
その後レースやイベントに何度か出て、その面白さやタイム短縮の醍醐味を知ってからは、次の参加のきっかけやモチベーションは自然と出てきます。ただ、最初に参加するきっかけは、一人だとなかなかつかめません。
あまり構えずに「小さなイベントに出てみる」というのがおすすめです。
レースや駅伝仕立てではなく、ランニングイベント的なサムシング、です。(ランニング色が薄いけど、走るイベント)それでもその楽しさや新しい体験は十分感じられると思います。
私の初レースのきっかけ
実家近くのショッピングモールの開園記念イベントでランがあり、そのチラシを帰省時にたまたま見かけました。
当時10kmまではゆっくり(約6:45/km)走れるようになり、次のステップとしてレース(イベント)的なものに興味でてきたものの、どんなレースに出ればいいかわからずに躊躇していました。
新しいショッピングモール見たさ・参加費がお手頃・お買い物券付き、だったこともあり、勢いで申し込みました。
「みんなで走る」
早朝に会場へ移動、着替え、荷物預け、ゼッケンをつける、全てが初めての体験でした。
その中でも「みんなで走る」のがとても新鮮でした。
学生時代は持久走のスタート待機は苦痛と不安でしかなかったけれど、この時はスタートが待ち遠しかったです。
15分位前からスタートラインには多くの人が集まり、コースの方を見つめている。「みんなで走るっていうのはどんな感じなのか?」と興味津津でした。
号砲と共に老若男女の数百人のランナーがスタート。それらが集団になったりバラけたりしながら9kmを進んで行きました。
一定のリズムでスニーカーがアスファルトを叩く音
抜く時に「頑張りましょう」と励ましてくれる先輩ランナー、
子どもたちに抜かれる時の微妙な気持ち、
老若男女のランナーそれぞれの表情
苦しそうな人、楽そうな人、喋ってる人、集中している人
ずっと先まで続いているランナーの集団、
運営スタッフや地元の方々の応援、
同じ時間・同じ場所・同じ距離を知らない人たちと走る、体験がとても不思議に思え、その中の1人として自分も居る、というのがなにかとても貴重なことのように思えました。
一人で参加しているけど一人はない感じ、初めて会う人たちだけどものすごく共通感がある、というか。
気づくと8km過ぎまできていて、あっという間にゴール
こんな感じで初めてのレースを終えました。
もう10年位前だけどものすごくクリアに覚えてます。それくらい強烈な体験でした(いい意味で)
初めてのレース・イベントに出てみよう
レースやイベントに参加されたことが無い方はどんな形でも、一度8~10km前後の短いレースに出てみることを強くおすすめします。
1人では感じられないランニングの魅力・面白さに触れられるはずです。
(今はイベント中止が相次いでいますが、状況が落ち着けば、秋頃からまた復活してくれると信じてます。主催者の方々、関係者の方々応援してます。)
その後 あまり時間をおかずにハーフマラソン(21k)を目指すことになります。