【書評】4『知識ゼロからの人工知能入門』清水亮 スマート新書 ピースオブケイク
新年明けてから、ほかのブロガーさんは毎日のように投稿していますね、凄いです(笑)
では、新年一本目はスマート新書になります。noteの運営会社であるピースオブケイクさんが生み出したものであり、スマホ時代にあった新しい本というコンセプトだそうです。この本を購入するとき、全く新しい新書ということで、期待はあったのですが、予想以上の本でした
(゜ロ゜)
まず、文庫本より小さく、新書より薄いです。
「そんなの見れば分かるよ」と思いますが、実物見るとびっくりするぐらいスマートですよ(笑)
ヘッダーの画像は文庫本と比較していますが、特に横幅が小さいのが特徴的です。
スマート新書は二冊買ったのですが、一冊はKindleで買ったので余計実物を見たときは驚きましたね。
さて、『知識ゼロからの人工知能入門』の話をしていきます。
本の表紙にも書いてあるように、「AIにできること、できないことを知って、人間がすべきことを考える」ことがしっかり綴られています。
まず、人工知能はいつ頃からあり、今の人工知能が深層学習(ディープランニング)により発達したという歴史的なことから書かれているので、ニュース的な知識しかない人にこそ疑問がしっかり埋まるようになっていると思います。
そして、人工知能の記憶の面では将棋や囲碁の世界で人間を圧倒しているようにどのくらい凄いのかなど、今の人工知能の現状が様々な例で書いてあります。
その例として、人工知能に地上波テレビの受信から、日本の女優だけの顔を取り出します。その後、顔認識ソフトで女優の顔を線画だけで認識できるようにします。そこに男性の顔の線画を認識させたら……女優の顔の自分が出て来ちゃう!という事まで出来るみたいです(笑)
それはちょっとしたお遊びのようですが、最近街で見かける「ペッパー」やマイクロソフトの「りんな」のような会話する人工知能の仕組みが分かっちゃいます。
それを踏まえて人間には何が出来て、すべきかという主張で締めくくってあります。
ページ数は100もないですが、未来を生きる上では意識しなければ時代に淘汰される内容になっています。
街灯が電気になるといわれている時代に、ガスランプに火を灯す仕事に就くと聞けばバカだと思いますよね。今の時代は、今年は大丈夫でも何年後は食べていけなくなる職業が昔より早く、多く無くなってくということを改めて意識された一冊。
入門とつくだけあって、網羅的に分かるのでおススメです。
★人工知能のことを知れたら、人工知能に出来ることをやめて、人間が出来ることに力を注ぐべきだと思いました( ͡° ͜ʖ ͡°)