高校✖️地方創生を本気で考える@菊炭の里
大阪の最北端にある地域、大阪能勢町。その能勢では、数少ない伝統を守っている組織がある。それは「能勢菊炭の里」です。
今回は、能勢高校が行う「地域フィールドワーク(菊炭の里訪問)」に参加しました。
■クヌの木へ
まずは朝の10時ごろから山へいきました。こんな感じの山。
菊炭に使用する木、机作りのための土台となる木を伐採しにいきます。
さてみなさん質問です。”良い”山とは先ほどの山とこの写真のどちらでしょうか?
実はいい山は前者の方なんです。と菊炭の里代表の小谷さんは仰います。
え?こんなに木が伐採されていたり、整備することが良い山なの?
とみなさん思われたかと思います。僕も最初はそう思っていました。
でも、実はこの”伐採すること”には意味があるんです。
少し伐採することによって太陽の日がちゃんと土に当たるようになる。それでしっかりと土に栄養が行き渡るんです。さらに、雨もかかりやすくなります。
だから、山というのは本当は何十年も放置せず、適度に人の手を加えないとダメなんです!!!
そういえば、畑で作業していた時にも同じようなことを隣の畑の人から教わりました。畑では一週間もすれば、雑草がボーボー生えてきますが、これを2年放置したら”ダメな畑”になるんだそうです。もう雑草が生えすぎて日光が土にあたらないし、根っこが絡まるし。。。とそんな理由があるらしいです。
「お手入れ」の尊さを感じます。
■スプーン作り
午後のワーク
午前中に切った木を使い、テーブルやイスを制作していきます。
自分が触れた木がどのように使われ、日常使用している机がどのように使われているか、高校生たちは学んでいきます。
■フィールドワークを学びに
こうして学んだ能勢の魅力を教室に戻り、整理しました。
「何が問題か」「誰にそれを伝える必要があるのか」「どういう未来を創りたいか」
そうした自分で感じた課題を整理することで当時者意識が芽生えます。
そうして、全員が住みやすい地域、持続可能な社会を考えていきます。
地方創生は行政がお金をかけて商業施設を作ることではありません。全員がそれぞれ感じた課題を共有し、目指す目標を決める。そしてその目指すべき目標の手段をみんなで考える。その手段は今日のようなワークでの人集めかもしれないし、地元の食材のPR活動かもしれないし、商業施設の建設かもしれない。
まずはみんなで当事者意識を持つことから。それが地方創生のカギであると、今日は学びました。
■最後に
地域に本当に大切な学び、自然の中で生きるために大切なことを教わった回でした。
面白い!と思った方、地方創生に興味がある方はぜひ現場に行ってみてください😁
↓能勢高校生のアツい投稿
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