【仕事】退職後の業務依頼があっても、それでも前を向こうと思った話
01.退職した月の月末
暑すぎる7月の今日この頃。
私は退職した月の月末に給与明細と退職者用の源泉徴収票が発行されていることを忘れていた。(全てデジタルで発行)
先月は休職で欠勤していて給与が支払われないので、健康保険料がマイナスになる。
健康保険料を会社の指定口座に支払はなくてはならない。
久しぶりに会社用のGOOGLEアカウントにアクセスする。
ブラウザを開いた瞬間、嫌な記憶が思い出され、激しい動悸がする。
一旦ストップして、抗不安薬を飲みしばらく待って、再チャレンジする。
こういう事がある度に、自分が仕事環境や人間関係による外因性の適応障害であることを実感する。
前職の会社では、退職者との事後連絡用にチャットが用意される。
健康保険料の支払いを済ませたことを報告するために、恐る恐るチャットを開くのだった。
02.退職後の業務依頼
私は在職時、業務効率化のためGAS(Google App Scripts)、pythonなどのプログラミングを使い、会社に色々とアプリを提案・実装をしていた。(プロジェクト管理や電話対応効率化など)
その技術も買われて信用を得てきた側面もあったが、それが今回裏目に出るのであった。
チャット欄に表示される文言に絶句する。
「プログラムが正常に動作せず、外部業者の方に調査をしてもらっていますが、NaKaTさんにいくつか聞きたいことがあるようです。退職時の誓約書内容に従い、近日中に質疑を送るので回答をお願いします。」
正常な判断もできない時期にサインした誓約書を見直す。
たしかに質疑があった場合は、回答しなくてはならない旨が書いてあった。
一気に在職時が思い出され、ぐーっと心が締め付けられるのを感じる。
天を見上げたまま、しばらく動けなかった。
私は退職したんだから自分たちでなんとかしてほしいという気持ちと、誓約書にサインした自分を責める気持ちと、誓約書には従っておかないとまた面倒になるという気持ちがせめぎあう。
会社のためにと善意で作成したプログラムは後輩たちも便利に使ってくれていた。
後輩が「ありがとうございます!」と言ってくれた時、自分はみんなの仕事が少しでも楽になるのだと満足していたことを思い出す。
今はなんかこう、ただただ悲しい。
再スタートを切ろうとしてきたこの3週間が一気にふりだしに引き戻されるのを感じた。
03.それでも前を向く
誠実に人と向き合う。
きちんと適応障害に向き合う。
そう決めているので、今回も誓約書に従い、質疑が来ればきちんと回答を送ろうと思う。
人生は長いので、いつかきちんとした再スタートが切れるはずである。
ちなみにパートナーにそのことを伝えると、見たことがないくらいブチギレていた。
まだ自分のために心配し怒ってくれる信頼できる人がいるので、それでも前を向きたいと思う。
一歩一歩進むしかない。
04.おわりに
だれか慰めてください。笑
そして退職時に誓約書を書かされるときはよく読んでサインしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
30代半ばでキャリアブレイクした建築士の記録を書いています。
読む人が前向きになってもらえるnoteを目指しています。
これからもゆるくお付き合い頂けますと幸いです。