試験で焦ってしまって点数が取れない人のための処方箋(仮説 その2)
時間が空いてしまったが、前回の記事の続き。
前回、定期考査でなかなか実力通りの点数が取れないオンライン家庭教師での教え子のことを書いた。
この時の分析結果として、「焦り」がケアレスミスに繋がり、その結果失点が起こっているのではないかと考えた。
そこでは、その焦りの原因として、試験の全体像のボリュームと自分で認識している回答スピードのズレを挙げて、そのズレの解消のために解けそうな問題(正確に回答スピード認識できているであろう問題)とそうでない問題をいち早く切り分けて注力する問題を見極める・・・という処方箋を考えた。
詳しくは、↓の通り
さらに最近では、「処方箋 その2」として教え子に頻繁に働きかけていることがある。
それは、
「問題を解くための所要時間をその都度予想をしてもらう」
というものである。
「処方箋 その1」のみの対処のままでは、解けそうにない問題または解けるまでにどれくらいの時間がかかるのか予想できない問題はいつまでたっても対処が上達しないということになる。
そうならないために、最近ではまとまった問題をその場で解くときは必ず
「これらの問題を解くのに何分かかると思う?」
と聞いた上で、その時間通りでタイマーセットして時間以内に解けるかどうか・・・ということを確認している。
今となっては、大抵の問題で予想時間内で問題を解き上げられるようになってきている。
これで当初の仮説の通りで考えれば、制限時間のあるテストという場で出題された問題とそれら問題に対峙するのに必要な時間を正確に把握できれば、その分焦りは減り真の実力が発揮できるハズである。
さて、冬休み明けには、実力考査があるというが・・・それまでにどれだけ解答力と解答に必要な時間予測する精度を上げることができるか、それがカギになりそうな気がする。