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夢を追い続けた男 西野亮廣の想いとはー【映画】えんとつ町のプペルー

こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部1年のなかのっちです!

今回は、久しぶりに読書をしたのでそのレポートを書いていきたいと思います。今回の題材になるのがキングコング西野亮廣「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」になります。

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この種のnoteは嫌いな人にとっては苦痛でしかないものかもしれません。彼の生き方を肯定できない人が一定数居る中ではありますが、私の心の中に響くものがありましたので、映画「えんとつ町のプペル」の視聴レポートも併せて記事にしたいと思います。

※一部ネタバレも含みますので、ご了承ください※

導入

キングコング?西野亮廣って誰や?
えんとつ町のプペルって何だ?映画?

そんな方のために簡単にキングコングとは何か、西野亮廣とは誰なのか、えんとつ町のプペルはどのような作品なのかをお話したいと思います。

キングコングはボケの梶原雄太とツッコミの西野亮廣からなるお笑いコンビで、通称「キンコン」

1999年にコンビ結成、NSC在学中の翌年2000年には、結成5カ月かつ19歳でNHK上方漫才コンテスト最優秀賞を受賞。NSC在学中に関西の賞を受賞したのは過去にキングコングのみである。また、M-1グランプリ2001には芸歴2年3か月で決勝進出を果たし7位の結果を残した。この記録はプロとして大会史上最短記録であり、2019年現在に至るまで一度も破られていない。以後も関西の賞を獲得するが、同時にダンスユニットのWEST SIDEに参加するなど様々な分野での活動も見られるようになる。

2001年に『はねるのトびら』が放送を開始し東京に進出。10年以上続くロングラン番組となりキングコングを全国的な知名度に押し上げることとなった。
引用:Wikipedia(キングコング(お笑いコンビ))より

そんなキングコングの西野亮廣とはどんな人なのか。

タモリからのアドバイスをきっかけに絵本作家を志し、独学で絵を学ぶと、約5年の月日をかけ制作した初の作品となる絵本『Dr.インクの星空キネマ』を2009年1月26日に発売、にしの あきひろ名義で絵本作家としてデビューした。
引用:Wikipedia(西野亮廣)より

お笑いをやりながら、絵本作家になった西野亮廣であるが、当時はお笑い芸人はひな段に出るのが当然。それを視聴者は求めていると常識が作られていた中であったが、彼はそのひな段を降り、絵本作家としての道を歩み始めたのである。

そんな西野亮廣が作る「えんとつ町のプペル」とはどんな作品なのか。


映画「えんとつ町のプペル」

映画「えんとつ町のプペル」の冒頭は、以下の言葉で始まります。

えんとつ町は煙突だらけ。
そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。
黒い煙でモックモク。
えんとつ町に住む人は、青い空を知りません。
輝く星を知りません。

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なるほど、仮想の世界か。そう思ったでしょうか?

このえんとつ町は現代社会の縮図です。
コロナウイルスの見えない脅威により、黒い煙に覆われた世界。終わりの見えないこの戦いに人々は下を向き、見上げることを諦めてしまっています。先の見えない(輝く星を知らない)私たちを映し出した世界。

それがえんとつ町なのです。

そんなえんとつ町で一人、輝く星を信じるえんとつ掃除家の少年ルビッチ。父ブルーノの紙芝居に出てきた輝く星を夢に見るが、えんとつ町の住民はその夢をあざ笑い、時には手をあげることも…。えんとつ町では決して異端を許しません。

そんなえんとつ町に突如として現れたゴミ人間ハロウィン・プペル。プペルとルビッチによる輝く星を追い求めるストーリー。

おっと…これ以上いうと、内容がバレバレになっちゃうので詳しくは劇場で映画を見てください!(本当におススメです✌)そして、この映画は絵本が原作。その原作の絵本「えんとつ町のプペル」はネット上で無料公開中👇


主人公ゴミ人間とは

この映画には数々の登場人物がいるのですが、私がこの映画と西野亮廣の書籍「ゴミ人間」を読み、取り上げたいと思う人物は2人。

一人目:ゴミ人間プペル

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ハロウィンの夜にやってきたハロウィン・プペル。彼は、ゴミで構成された化け物。西野亮廣はここにどのような想いを込めたのでしょう。

ゴミ=人々が折り合いをつけて捨ててしまった夢

我々もどこかで折り合いをつけて諦めてしまった夢があると思います。人数が足りずかなえられなかった夢、バカにされて諦めた夢…そんな多くの人々が何らかの理由を付けて捨ててしまった夢の集合体がゴミ人間プペル。

夢の集合体プペルは、臭い臭いと囃されてしまいます。なぜでしょう。

誰かがどこかで諦めた夢(=ゴミ)がかなってしまうと困るのはある時どこかで夢を諦めてしまった誰か。だから、夢がかなってほしくない。そうして、プペルを臭いと囃し、外にはじき出そうとする。

二人目:アントニオ

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あの日、たまたま見かけた輝く星。しかし、星を訴えれば異端としてはじき出される。アントニオは星を見たが、見ていないものと折り合いをつけて夢を捨てた。そんなアントニオは、プペルとルビッチが星を信じ、声をあげるのを嫌がる。あの日、諦めた夢を掘りこされるのが嫌だから。あの日、諦めた自分がバカに見えてならないから。


2020年上映にかける西野亮廣の想い

今この瞬間も、世界のどこかで何か折り合いをつけて諦められてしまっている夢が存在するはずです。

コロナを理由にしたり…

コロナに襲われた世界。確かに苦しい生活を余儀なくされました。しかし、生き残るものやさらに活躍するものもいたと思います。皆さんの友人や家族、親族…誰でもいいでしょう。

コロナに襲われたから諦めるしかない。

そう思うでしょうか。コロナはただの言い訳に過ぎない。じゃあ、コロナ禍でも成長し、成功している人をどう説明すればいいのでしょう。

今年、念願の大学生に…?

コロナによって大学1年間はオンラインで実施されました。本来であれば、通学し、教室で授業を受け、仲間と出会い…そんな時間を過ごせたのでしょう。しかし、そう思うようにはいかなかったはずです。コロナ感染症は日に日に感染者が増えるというニュースばかり。

そんな中、諦めてしまった夢はないだろうか。

コロナに関係しなくてもいい。過去に、持っていた大きな夢を諦めてしまったことはないだろうか。

一方で、「何かしたいけど、何したいかわからない」なんて人もいるだろう。

西野亮廣はこう語る。

べつに具体的じゃなくてもいい。
「何か面白いことがしたいんだけど、何をすれば…」で十分だ。
いつだって具体的なゴールが見えるのは、手探りで歩き始めた後だ。
今いる場所からは、いつまで経っても見当たらない。
天から降ってくるようなものじゃない。
まずは環境を変えろ。景色を変えろ。
そして、君に入ってくる情報を変えろ。
歩き出せ。方角はどちらでもいい。

引用:西野亮廣「ゴミ人間 日本中に笑われた夢がある」P.244より

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挑戦しよう。光が見えなくってもいい。プペルとルビッチには輝く星は見えていなかったはずだ。でも、信じて信じぬいた先に光はあった。

西野亮廣も、あの日、ひな段から降りる決断をした日。日本中の視聴者から叩かれ、楽屋の片隅で一人絵本を描き続ける姿を同僚の芸人からバカにされ…。それでも諦めず、光の見えない道を歩み続けた。その結果、光輝く星を手に入れた。

西野亮廣のことが嫌いの人も多いと思う。現に、私の友人にもいる。嫌いでもいい。西野亮廣という男の生き方を肯定できなくてもいい。

ただ、彼の訴える想いは共通である。

「夢を持てば笑われる世界を終えに来た」

そう語る西野亮廣の想いを是非、受け取ってほしい。

そして彼の想いが最も強く出ている歌「えんとつ町のプペル(歌:ロザリーナ)」の2番を是非聞いてほしい。

「えんとつ町のプペル」歌詞(2番冒頭部分)

夢を持てば笑われて
声をあげれば叩けれる
見上げることができない街で
僕はどうだ

輝く星が煙に飲まれて
明日が見えなくても
行こう、嵐の海を越えて光の世界へ

もう聞こえているんだろう
勇気の産声を


終わりに

今回は以上です。先の見えないWithコロナ時代。でも、きっと、いや、必ず未来は明るいはず。輝く星を信じて、輝く未来を信じて今日も明日も、上を向いて歩もう。コロナ感染症という煙に覆われた世界。今は、光が見えていないかもしれない。(ワクチンの完成は光か?)しかし、その先に明るい未来があると信じて歩こう。

皆さんの持つ夢もまた同様に。

私も私も持つ夢に向かって、一歩ずつ歩んでいこうと思う。

ではまた次回に。

それではぁ~!

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なかのっち@教育の未来を作る人
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