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2023年 57冊目『ワースト添加物』

友人の毛利雅一さんから勧められて手に取りました。

腸に悪影響を及ぼす添加物は、ミネラル吸収の邪魔をするので、できるだけ避けた方が良いという話です。

国が認可している添加物でも、ミネラル吸収の邪魔をするのです。

ミネラルが足りている人には、すぐに影響がある話ではありません。

ただ、ほかに無添加類似品があるのであれば、わざわざ体に負担のかかる添加物を食べなくてよいのではないか?

というのが著者の主張です。

なるほどです。

日本では、添加物も農薬も「明らかな危険性」がない限り使用禁止にならないそうなのです。

ヨーロッパは逆で「明らかな安全性」がないとと使用できないそうです。

添加物の弊害として、発がん性、アレルギー性、遺伝毒性に加えて

新型栄養失調と関係していると思われる「腸内細菌への悪影響」「ミネラル不足」がり、この本では、これに警鐘を鳴らしています。

特に子供への影響があるのではと考えられているそうです。

2022年3月末に消費者庁が、「無添加」「合成着色料不使用」「人工甘味料不使用」「化学調味料不使用」などの表記を禁止しました。

これは、これらが必ずしも安全なものというお墨付きではなかったからだそうです。

では、ラベルをどう見ればよいのか

既存添加物、天然香料、一般飲食添加物は、天然由来のもので、リスクが少ない

危ないのは

合成添加物を含む指定添加物だそうです。

従来の無添加は、これらは入っていないでのすが

添加物の代用品が入っているという抜け穴だらけのものだったのです。

例えば怖い添加物の例

・たん白加水分解物:胃で消化できず、アレルギーが出る人も

・酵母エキス、化学調味料の3つは、味覚破壊トリオ

・合成保存料は入っていないが、日持ち向上剤が入っている

・牛肉の決着剤のリン酸塩は、ミネラル不足を招く

・気を付けたいカロリーオフとトクホ

 難消化性デキストリン:ミネラル不足で体に負担

・トクホ茶は、ミネラルの吸収を腸で邪魔をしやすい

→食中茶は、麦茶、ほうじ茶、ルイボスティー、浅く入れた緑茶が良い

どのような栄養素を摂取しないといけないのか?

1 体の構成成分、燃料・エネルギー源

   タンパク質、脂質、炭水化物

2 代謝を正常に維持する

   ビタミン、ミネラル

3 健康維持・病気予防・免疫力・自然治癒力

   食物繊維、フィトケミカル、核酸、糖鎖

ミネラル不足の原因

・水煮食品の増加

・精製食品の増加

・リン酸塩の使用増加

著者が避けている添加物ワースト10

1 人工甘味料(合成甘味料)

 アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウム、

 サッカンナトリウム、ネオテーム、アドハンテーム

2 合成着色料

3 合成保存料

4 防カビ剤

5 発色剤(亜硝酸ナトリウム)

6 タンパク加水分解物・酵母エキス

7 化学調味料

8 パーム油

9 乳化剤

10 加工澱粉と増粘多糖類

良いスーパーの選び方(以下が買える)

1 国産レモン、防カビ剤不使用レモン

2 低温殺菌牛乳

3 純生クリーム

4 無着色のたらこ、辛子明太子

5 無添加のキムチ

これが4つ以上で次に進む

6 平飼い卵

7 有機バナナ

8 無添加もしくは乳化剤不使用のクリームチーズ

9 伝統的製法の本みりん

10 無添加ポテトチップス

具体的な商品で、どれが良いのかも載っています。

▼前回のブックレビューです。


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