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2019年 38冊目『大接近』
まったく偶然に手に取りました。
キンドルの読み放題にあった本です。
3600年周期で太陽の周囲を回るニビルという惑星の影響で、地球は定期的に大きな被害を受けてきていました。
約10000万年前(3回前のニビルの接近)頃には、現在の地球文明を凌駕する文明が存在していました。
その文明さえ、ニビルの影響には打ち手がありませんでした。
そして、2020年代にニビルの最接近が起きるのです。
異常気象もニビルの影響が大きかったのです。
アメリカは大宇宙船を作り、宇宙に避難してダメージをやり過ごそうとします。
当初は、アメリカ人数万人と同盟国から数百人ずつを乗せる計画でした。
しかし、自国民の反対で、アメリカ人だけを乗せることにします。
日本の政府は、アメリカの方針転換に翻弄されながら、首相のリーダシップのもと、1人でも自国民を多く生き延びさせる方法を模索します。
主人公の山口が海に流されている浮き輪から、画期的な方法を思いつきます。
実在する自動車メーカに協力を依頼し、日本国民と協力国を救う方法を見つけます。
トヨタと日産は大量生産に取組み、ホンダと三菱は世界中の富裕層向けに高額商品を作って売りまくります。
※なぜ実在のメーカにしたのかはよくわかりません。
自分たちだけが助かろうとするアメリカや日本の一部政治家。
少しでも多くの人々を救おうとする日本の首相と関係者。
分かりやすい勧善懲悪の結末が待っています。
大昔に読んだグラハム・ハンコックの神々の指紋が参考にされています。
これも面白い本です。
分かりやすく面白い本です。
ただ、良い人は最初から最後まで良い人で、悪い人は最初から最後まで悪い人です。
お話がシンプル過ぎて、伏線も何もないんだ!
というのが読み終わった感想でした。