2019年 44冊目、45冊目『天地創造デザイン部1,2』
娘の本棚にあり、借りました。
マンガと解説の本です。
天地創造した神が、生き物を作るのを「天地創造社」に下請けに出します。
そこで働くのは天使。
神様が発注者で、ざっくりとした要望を「天地創造社」に投げます。
デザイナーは、要望をベースにラフデザインを起こします。
地上で自力で繁栄するには、重力や繁殖能力の問題などをクリアしなければなりません。
頭で考えるだけでは埒があかないので、それを施策室にいるエンジニアに投げます。
エンジニアは、ラフデザインをベースに試作品を作ります。
出来たものを神様に見せて、納得してもらえると地上でローンチされます。
ただし、あまりにラフデザインが荒唐無稽であれば、試作品作成を拒否します。
その際に、なぜダメなのかを説明します。
例えばペガサスはなぜ作れないのか?
羽を動かす筋肉量が圧倒的に足りないのです。
鳥との比較では、骨や羽の軸を空洞にして軽量化しています。
鳥は、排泄物で体が重くなり過ぎないように、排せつ頻度を大きくしています。
フジツボはエネルギー消費を小さくするために動きが限られています。
しかし、動かないと繁殖の際に困ります。
生殖器が体の8~30倍もあるそうです。
雌が近づいてきたら、身体の中に隠してた生殖器を伸ばすそうです。
凄すぎます。
不思議なピンポンツリースポンジという海綿動物が出てきます。
青白く光る球で餌を呼び寄せ、マジックテープのような表面でくっつけ
それを時間をかけて消化して食べるそうです。
怖すぎます。
お子さんと一緒に眺めるのに良い本(マンガ)です。