2022上半期facebookいいね!ランキング7位『岡田メソッド』
2022年 51冊目のブックレビューを書きました。
中尾塾でお話し頂いて、今治まで会いに行き、FC今治を応援し、ミカン畑でバーベキューをご一緒して、そんな岡田さんフリークの中尾です。
岡田メソッド読みました。
サッカーの本ですが、ビジネスの戦い方の本としても秀逸です。
岡田さんが様々な会社のアドバイザーとして活躍されている理由がよく分かります。
スペインでは16歳までサッカーの型を身につけさせるそうです。
その後は自由にさせるのです。
日本は型が無いのです。
サッカーは試合中に監督やコーチがサインや指示を出せません。
だからこそ自分で考える必要があるのです。
現在のサッカーの得点の
30-40%はセットプレーがらみ。
残りの60ー70%のうちパスをつないでは15ー20%。
残りはカウンターアタック。
これを防げば失点は劇的に減るそうです。
つまり中央からサイドから攻めた方が得点できて勝つのです。
しかし日本が世界で勝つには
上述のスペインのようなプレーモデルという型を身につけて
それから自立させる必要があるのです。
岡田さんは今治でその型である岡田メソッドを2014年から
教え始めています。
既にU13やU15では今治の選手の成果が出しています。
サッカースタイル
組織的優位を分解しています。
位置的優位、数的優位、タイミングの優位、共有心理による優位
→つまり、ゲーム中にこれをどうやって作るのかという事です
サッカーの4つの局面
場面を分解しています
自チームがボールを保持
ボールを相手に奪われた
相手がボールを保持
相手からボールを奪った
→つまり、この4つの場面で各選手がやることが違うのです
ピッチの捉え方
ピッチを分解しています
横に3ゾーン×縦に5レーンの15
→つまり、それぞれの場所でやることが違うのです
攻撃と守備の一般原則もそれぞれ5つのステップに分類しています
これらはほんの一部です
共通原則としてサッカーの目的と仕組み(上述した内容です)
一般原則 チームプレーの基本
攻撃と守備の原則(考える手順)
個人とグループの原則
認知(見る)の原則、パスと動きの原則、ポジショニングの原則
などなど
これ以降も
ゲームの分析の仕方、トレーニングの計画の立て方
コーチングの仕方、チームマネジメントの仕方など
サッカーをしている人は必須の本でしょうね
大学の遊びのクラブでサッカーやっていましたが
こんなことを基礎で学びたかったと思いました。