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2021年 38 冊目『情報の歴史21 象形文字から仮想現実まで』

NTTが民営化した時に、NTTが松岡正剛さんに依頼して作った本のはずです。7章からなる壮大なテーマの本です。


1 情報の記録 BC6000~BC600
我々はどのように情報を記録し、伝達し始めたのか
2 情報の分岐 BC600~999
経典と写本と図書館が、古代世界へのデータベースを準備する
3 情報と物語 1000~1599
航海術と印刷術は、情報文化の表現を多様に変えていく
4 技術と情報 1600~1839
産業革命が社会と技術を近づけ、人々の世界観を変質させる
5 情報の拡大 1840~1899
資本と労働が対立し、世界は激しいん丈夫尾の多様化をおこす
6 戦争と情報 1900~1939
宗教は後退し、資本の矛盾が情報文化に辛い試練を迫る
7 情報の文化 1940~1989
環境機器をかかえたグローバル・コミュニケーションの時代へ
人間はどのように情報を記録してきたかという観点で世界同時年表形式で編集した本です。

『情報の歴史21 象形文字から仮想現実まで』

この本での「情報」は、人間が獲得し改良し続けてきたコミュニケーションのためのすべての手法及び内容の事。

・ヒトとヒトザルを分けたのは「コトバ」を創り出したこと。

・決定的なアイデアの飛躍は、手指を使って線状を、さらには輪郭を描いたこと。

・その後、文様を作り、図表や絵文字をつくり、文字のセットを作った。

・上代人あるいは古代人がなぜ神を仮想できたのか。

→情報の歴史の半分は、神の流出をどのように表現するのか

・その後、時計やレンズを使いこなすようになると神を追う歴史と技術を追う歴史が分離してしまう。

・各地に文字が出現すると、文字戦争というべきが繰り返された。

こんな話が続きます。

とても読み応えがある本です。

辞書のように残しておこうと思います。

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