2022年 81冊目『ほんとうの定年後』
リクルートワークス研究所時代の同僚で厚労省からジョインしてくれた坂本貴志さんから送って頂きました。
定期的に本を書いていて、そのたびに送ってくれます。
律儀な後輩です。
データとデプスインタビューから定年後の人生を紐解いてくれています。
老後の本って元気でない話が多いですが、これは違います。
へー、老後良いかもって元気が出る本です。
それも上述のようにデータと実話から構成しているので信憑性が高いです。
ポイントは
お金
・生活費は30万円弱
→教育費も交際費も(住居費も)下がっているので、これで十分。
→だから本当に稼ぐべき額は10万円
→実際70歳男性就業率は46%(おおよそ過半数は働いている)
仕事
・50代で仕事の意義を失う→しかもこれからも働くので不安になる
・しかし、年齢を経るに従い周囲をサポートする仕事、顧客に役立つ仕事に満足度を感じ出す(著者はこれを小さな仕事の積み重ねと表現ん)
→その結果、仕事への満足度は50台以降右肩上がりに向上して、6割が満足
つまり、老後は私たちの価値観もかわり
仕事に対しての満足も向上し
必要な生活費も下がるので
稼がないといけない収入も案外小さいのです
そうなんです。
実は老後は案外楽しそうなのです。
元気が出ます。
そう思える本です。
一読の価値がありますね。